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2014年8月23日

2014年8月23日 (土)

「君が僕の息子について教えてくれたこと」引用4/子どもの脳が喜ぶこと

 

今日は8月23日。

  

前投稿のつづき。

 

8月16日にNHKで放映された「君が僕の息子について教えてくれたこと」より。

再放送

〇総合 8/28(木) 午前1:30~2:29 ※一部地域を除く ※27日深夜です。  

〇総合 9/13(土) 午後3:05~4:04 

  

  

東田直樹さんが、杉山登志郎先生の診断を受けます。

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8月初めに豊橋でお話を聞いてきたばかりの先生。

番組中に急に登場でビックリ。

杉山先生の診断は、

感情は豊に発達しているものの、何らかの原因でそれが言葉に結びつかない

「言語失行」ではないかというものでした。

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原因をつきとめるために、MRI検査を受けてほしいと直樹君に申し出ました。

直樹君は、その結果で治療ができるのですか?と聞きます。

杉山先生は、治療にはそのままつながりませんと答えます。

それでは何のために?と直樹君。

杉山先生は答えます。

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「東田さん自身に役立つかはわからないけど、

他の自閉症の子の治療に役立ちます」

  

杉山先生も正直です。でも直樹君は人の役に立つならということで承諾します。

  

検査結果

  

ナレーターの言葉:

異常が見られたのは、弓状束(きゅうじょうそく)と呼ばれる神経線維の集まりです。

弓状束は言葉を話す役目を担うブローカ野と、

言語を理解するウェルニッケ野をつないでいます。

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その伝達がうまく機能していないことが、

会話のできない原因と考えられます。

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もう一つ、わかったことがあります。

他人の意図を読み取る役割をする右脳の一部分の体積が、

健常者よりも大きかったのです。

直樹さんの豊かな表現力と結びついている可能性があります。

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これは、自閉症者は、脳のある部分が機能が機能していない分だけ、

それを補おうと他の部分が発達する可能性を示すものだと

杉山医師は考えています。

  

杉山先生の言葉は、教師にとって「これで行こう!」と思わせてくれるものです。

  

ハンディキャップのあるところには、

その代償のための脳をうんと発達させた部分というのがあるわけですよね。

我々は今までね、マイナスの部分に目を留めることが多かったんですね。

でもそうじゃなくて、むしろこれだけ自閉症グループっていうか、

自閉症スペクトラムというのが広がりがあるのがわかってきている以上、

この代償的に伸びているところはどこなんだろう、

それに注目するっていうのが、これからの療育の中心になってくると思いますよ。

その子の脳が喜ぶことをやってあげればいいんですね。

それが一番、自閉症の子を伸ばしていく道だと思いますよ。

 千田琢哉さんの話とも結びつきました。

ここでも道草 「好きなことだけしていきていけ」引用(2014年8月21日投稿)

千田さんはこう書いていました。

 

好きなことの片鱗は、小学生の頃にすでやっている。

「小学生の頃、自分が没頭していたものが本当は好きなことなのだ。」

「これまでの人生で、他人の半分の努力で、

他人の倍以上の成果をあげられたことを思い出そう。

きっとそれに打ち込んでいる間は、我を忘れてのめり込んでいるはずだ。

それがあなたの伸ばすべき才能だ。」

  

自分でも気づきたいし、教師も目の前の子から見つけたいです。

伸ばすところを。

子どもの脳が喜ぶことを。

自閉症であっても、そうでなくても。

  

番組「君が僕の息子について教えてくれたこと」では、

東田直樹さんの本によって、自閉症の子どものことを知った親の言葉がたくさん出てきますが、

ブログでは割愛します。

時間がないです。

本当は1時間まるごとここに書きとめたいくらいのいい番組でした。

良かったら再放送を見てください。

すぐに録画セットしておいてください。

「君が僕の息子について教えてくれたこと」引用3/僕の家族のすごいところ

  

今日は8月23日。

前投稿のつづき。

 

8月16日にNHKで放映された「君が僕の息子について教えてくれたこと」より。

再放送

〇総合 8/28(木) 午前1:30~2:29 ※一部地域を除く ※27日深夜です。  

〇総合 9/13(土) 午後3:05~4:04 

  

  

ナレーターの言葉:

ミッチェルさんには、重度の自閉症を抱える8歳の息子がいます。

突然頭を床に打ちつけるなど、理解不能の行動をとる息子と、

そう接していいかわからず、子育てに半ば絶望していました。

  

ミッチェルさんの言葉:

自分の人生は、描いたシナリオからはずれてしまいました。

健康な息子を望んでいましたが、そうはならなかった。

世界に怒りを抱き、自分を哀れだと思いました。

息子に怒りを覚えたこともあります。

そんなことをしても事態は悪化するだけで何の意味もないのに・・・・・

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正直に語っています。

何か助けになるものはないかと探していて、

ミッチェルさんは東田直樹さんの本に出会いました。

  

ミッチェルさんが求めていた答が本に載っていました。

すぐに翻訳に取りかかりました。

自閉症の子を抱える親の助けになると考えたからです。

テレビにも出演して、宣伝しています。

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「破綻していると見られていますよね?」

インタビュアーの質問にドキリ。

でもミッチェルさんはきちんと答えています。

自閉症者への誤解も解こうとしています。

  

  

ミッチェルさんの息子に対する見方が変わってきます。

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ナレーターの言葉:

今ではミッチェルさんは、息子の行動には必ず意味があると考えられるようになりました。

ミッチェルさんの創作ノートに息子が書いた落書き。

以前ならいらだっていました。

  

ミッチェルさんの言葉:

お父さんが働いている。息子も「じゃあ僕もしよう」と考えて、

俺の隣でこういお仕事を始める。

とてもかわいらしいです。

言葉ではないコミュニケーションなんです。

息子は「僕も働いているよ お父さんみたいに」と言っているのだと思います。

もちろん怒ることもありません。

彼の落書きがノートにあるのは幸せです。

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とってもいい顔で話していたミッチェルさんでした。

日本語もたくさん出てきました。

  

  

そのミッチェルさんが、春に来日して直樹さんと会っていました。

感謝の気持ちを伝えるために来ました。

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ミッチェルさんは、直樹さんを通して、息子のことをいろいろ知りたくて、

質問を次々にします。

「どんなものが怖いですか?」

「いつが一番幸せな瞬間?」

そして一番聞きたかった質問をします。

「お父さんとしてどうやって俺の息子を手伝うことができますか?」

「どうすればいいですか?俺の自閉症の息子に」

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直樹君は答えます。

「僕はそのままで十分だと思います」

「お子さんもお父さんのことが大すきで、

そのままで十分だと思っているはずだからです」

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さらに後日、直樹君はこう書いています。泣けます。

 

自閉症のお子さんに父親として何をしてあげたらいいかと、

僕に質問されました。

僕はそのままで十分だとお答えしました。

子どもが望んでいるのは、親の笑顔だからです。

僕のために誰も犠牲になっていないと

子ども時代の僕に思わせてくれたのが、

僕の家族のすごいところです。

僕はまだまだ未熟ですが、いつかミッチェルさんのような

大作家になれるよう努力するつもりです。

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いいでしょこの文章。勉強になりました。

親はこういうことに気をつけなければならないんだと気づかされるし、

自閉症の子のもつ向上心がすがすがしかったです。

  

「君が僕の息子について教えてくれたこと」引用2/親が希望を見出した

  

今日は8月23日。

  

前投稿のつづき。

 

8月16日にNHKで放映された「君が僕の息子について教えてくれたこと」より。

再放送

〇総合 8/28(木) 午前1:30~2:29 ※一部地域を除く ※27日深夜です。  

〇総合 9/13(土) 午後3:05~4:04 

 

  

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今、東田直樹さんは、本格的な作家をめざして活動中。

写真のように、専用の部屋でお母さんの協力を受けながら、

連載の記事を書いています。

 

ナレーターの言葉:

日常会話ができない直樹さんですが、

パソコンを使うと、自分の考えを存分に表現できるのです。

会話ができないほど重度の自閉症を抱える人が、

高い表現力を持つのは、世界でも極めて稀なことです。

  

日常会話ができないのに、素晴らしい文章を書くことに驚き。

世界でも稀な直樹さんですが、でも親の働きかけで開花したようです。

  

ナレーターの言葉:

直樹さんは、幼い頃から、周りからの言葉に反応を見せず、

5歳の時に自閉症と診断されました。

ただ、両親の驚いたのは、言葉をほとんど発しないのにもかかわらず、

漢字などの文字に関しては抜群の記憶力を見せ、書き出すことでした。

両親はその能力を伸ばすことに希望を見出しました。

粘り強く訓練を続けた結果、7歳の時には文章を書けるようになりました。

創作能力は見事に開花し、書いた童話が、グリム童話賞の大賞を2年連続受賞しました。

そして13歳の頃に執筆したのが、

エッセイ「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」でした。

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「両親はその能力を伸ばすことに希望を見出しました。」

この1文に、いや「希望を見出しました」の部分に、親の気持ちが出ています。

目の前の子に、何か能力を身につけさせたい、この子が自分に自信をもてる能力を。

そんな気持ちは、私にもあります。

共感できます。

  

「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」からの引用。

どうして上手く会話できないのですか?

(中略)

話したいことは話せず、関係のない言葉は、どんどん勝手に口から出てしまうからです。

(中略)

僕たちは、自分の体さえ自分の思い通りにならなくて、

じっとしていることも、言われた通りに動くこともできず、

まるで不良品のロボットを運転しているようなものです。

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分かりやすい。関係のない言葉がどんどん出てきてしまうんだ。

不良品のロボット。なるほど。

  

  

  

いつも同じことを尋ねるのはなぜですか?

(中略)

今言われたことも、ずっと前に聞いたことも、

僕の頭の中の記憶としてはそんなに変わりません。

良くわかりませんが、みんなの記憶は、たぶん線のように続いています。

けれども、僕の記憶は点の集まりで、

ぼくはいつもその点を拾い集めながら、記憶をたどっているのです。

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これも分かりやすいです。

こんな文章が、自閉症の子どもの気持ちがわからなかった親からは、

ありがたいと思われるのでしょう。

息子の代わりに答えてくれていると思うのでしょう。

  

  

  

直樹さんは、普通に会話できませんが、

お母さんの手作りのキーボードと同じ配列の文字盤を使うと

他人と会話することが可能になります。

よくそんなことを見つけたなと思います。

親のすごさ。(自分は子どものことで見つけてあげていることが少ないと自戒。)

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しかし、なぜできるのでしょう。

そう聞かれて、直樹さんはこう答えています。

  

自分の忘れてしまいそうになる言葉を思い出せるからです。

  

パソコンの変換のように、次々と言葉が浮かんでくれるのです。

  

ナレーターの言葉:

伝えたい言葉の頭文字を、常に目で確認しておくことで、

頭に浮かんでいた言葉を記憶に留められると言います。

  

  

う~ん、難しい。わかったような気がします。

つづく。

「君が僕の息子について教えてくれたこと」引用/ミッチェルさんと本の出会い

 

今日は8月23日。

  

8月16日放映の「君が僕の息子について教えてくれたこと」について、

ブログに書きとめようと思います。

次の投稿のつづきです。

ここでも道草 再放送のお知らせ(2014年8月21日投稿)

  

千田琢哉さんの言葉を借りれば、

「今、目の前で会っている人を大切にし、

一人の時間で人から学んだことを何度も反芻する。」

出会った番組を、ただ見て終わりにしたくありません。

写真を撮ったり、聞き書きをしたり、このブログにまとめたりすることで、

出会った番組を大切にして、番組から学んだことを反芻する。

千田さんのおかげで、私がブログでやってきたことの意味づけができました。

※参考:ここでも道草 「好きなことだけして生きていけ」引用3/人から学んだことを反芻するブログ(2014年8月21日投稿)

再放送の宣伝も、毎回していきます。

〇総合 8/28(木) 午前1:30~2:29 ※一部地域を除く ※27日深夜です。  

〇総合 9/13(土) 午後3:05~4:04 

  

  

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日本人の少年の書いたエッセイが、いま世界中で読まれています。

  

ナレーターに紹介された本の写真です。

とてもきれいに撮影できました。

この番組は、この本をめぐる話です。

  

著者は東田直樹さん。

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現在22歳の彼が、8年前に書いた本です。

最近、世界で読まれ、ベストセラーになったのは、

著名な作家の目に留まったことがきっかけでした。

  

その作家とは、アイルランド在住のデイビッド・ミッチェルさんです。

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ナレーターの言葉:

ミッチェルさんにも重度の自閉症の息子がいます。

息子が何を考えているのかわからず、

どう愛せばいいのか途方に暮れていたミッチェルさんは、

ずっと探していた答を、この本の中に見つけました。

  

ミッチェルさんの言葉:

「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」を読んだ時に、

ナオキの言葉を借りて、息子が話しかけてくれるのを感じたのです。

ナオキは私の感情を揺さぶります。

泣かせられるのです。

  

ナレーターの言葉:

ミッチェルさんは、この本はきっと多くの人を救うはずだと考え、

すぐさま翻訳に取りかかりました。

そして世界20か国以上で出版されることになったのです。

  

  

ミッチェルさんが、かつて8年間日本にいて英語教師をしていたことが、

幸いでした。

そうでなかったら、ミッチェルさんとこの本との出会いは遅れたでしょう。

 

ナレーターの言葉:

人と人との出会いは、時に奇跡を起こします。

日本の自閉症の少年と、アイルランドの作家の出会いから生まれた希望の物語です。

  

  

こうして番組がスタートしました。

次の投稿につづく。 

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