今日はワーキングメモリの勉強3 「どこどこ」から作文指導
今日は6月8日。
前投稿のつづき。
「特別支援教育教え方教室40」(明治図書)から引用しています。
「アタマげんきどこどこ」(騒人社)についての特集から引用してきました。
「アタマげんきどこどこ」から作文指導につなげた実践を書いていきます。
〇絵本「どこどこ」シリーズは、状況がタイトルと絵で一目で分かる。
絵で話のイメージが膨らむので、絵の中の人物のやり取りを口頭作文にすると楽しい。
絵の中の人物になって「会話文」を交えて書くと日常の経験が反映されて、
低学年の作文指導にぴったりだ。(36p田村ちず子)
※おもしろい実践だと思う。作文を書いて、どの子になって書いているかを
他の子に探させることをやっていました。なかなか濃い実践です。
〇国語科では、教科書の挿絵から「お話を作る」という学習がある。
いきなり教科書の挿絵からお話を作るのは、ステップが大きく困難である。
よって、教科書に入る前に、スモールステップで「お話を作る」という学習を
繰り返し経験させておく必要がある。
そこで、活用したのが、「アタマげんきどこどこ」である。
「アタマげんきどこどこ」を使って、以下の5つのステップでお話作りを実践した。
①「どこどこ」を見て、分かったこと・気づいたこと・思ったことをできるだけ
たくさん箇条書きする。
②「どこどこ」を見て、想像したことをできるだけたくさん箇条書きする。
③「どこどこ」の人物に吹き出しとセリフを書き込む。
④お話の例示を聞く。
⑤お話を作る。 (42p南達也先生)
※「アタマげんきどこどこ」はこういう使い方もできるなと思った実践でした。
まずはワーキングメモリトレーニングで使いたい教材ですが、
作文に力を入れている今年度は、最後の南先生のような使い方もやってみたいです。
以上、3回にわたって、「特別支援教育教え方教室40号」(明治図書)の
「アタマげんきどこどこ」特集から引用しました。
「アタマげんきどこどこ」を中心に、
小嶋先生の「毎日使える!ワーキングメモリートレーニングキット」を絡めて、
トレーニングを進めていきたいと思います。
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