「日曜美術館 ターナー」1.「坊ちゃん」の中のターナー
今日は12月23日。
もう1本投稿したい。
今日見た番組「日曜美術館 生々流転する風景を描け 風景画の巨匠ターナー」です。
放映されたのは12月1日でした。2回じっくり見ました。
ターナーについては、ちょっと前に「戦艦テメレール」について書きました。
※ここでも道草 美の巨人「戦艦テメレール」(2013年9月18日投稿)
それ以来、ターナーには関心があったので、録画した番組です。
自画像です。
ターナーが活躍する前までは、ヨーロッパでは風景画はなかったそうです。
驚きです。
産業革命を経て、富裕層の人たちの中に旅行ブームが起こりました。
旅のガイドブックが売れるようになり、風景画の需要が出てきたのです。
夏目漱石もターナーの絵のファンだったそうです。
ターナーが生きた時代は、日本では江戸時代。
10代将軍の徳川家治の治世で、田沼意次が活躍した頃に生まれ、
12代将軍の徳川家慶の治世で、黒船が日本に来航する(1853年)前に亡くなっています。
夏目漱石は江戸時代の最後の年、1867年生まれなので、
ターナーの作品は十分見れたわけです。
夏目漱石はイギリスに留学した時にターナーの作品に出会ったそうです。
夏目漱石は、上の絵の松の木を小説「坊ちゃん」に登場させていると
ナレーターの説明がありました。
どういうふうに登場させているのだろう?
手元には「坊ちゃん」はありません。
でもインターネットで調べればきっと見つかると思って実行。
ありました。
現在東京と兵庫で「ターナー展」が行われています。
(東京は12月18日で終了/兵庫では1月11日スタート)
ターナー展のサイトで見つけました。※ターナー展 漱石とターナー
「あの松を見給え、幹が垂直で、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだね」
「どうです教頭、これからあの島をターナー島と名づけようじゃありませんか」
小説「坊ちゃん」より
インターネットのおかげで、また一つ解決。
「日曜美術館 ターナー」についてはまた明日書きます。
付録
12月23日TV【日曜美術館 生々流転する風景を描け 風景画の巨匠ターナー】
〇ターナー 〇風景画 〇井浦新 〇松岡正剛 〇荒川裕子 〇夏目漱石 「坊ちゃん」
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