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2013年12月

2013年12月 1日 (日)

11月24日の講座3/ほめないと、ほめることが上手にならない

  

今日は12月1日。

  

前投稿のつづき。

 

「子どもたちの目がキラキラ輝く授業づくり~聞く、話す、読む、書くの巻~」

講師:村上公也先生  赤木和重先生

  

〇漢字を覚えるということ

 「旗」という字を見せ、何と読むか問う。

 その時に、「旗」と書いた旗を振ることで、子どもから「はた」と言うことができる。

 子どもから言うような提示が必要。

 次に「旗」を隠して、書くように言う。

 うろ覚えだった子どもに対して、「隣の部屋の黒板に書いてあるよ」と言う。

 子どもは隣の部屋に行って、黒板を見て、「旗」を一生懸命覚えて戻ってくる。

 村上先生が「これが覚えるということ」と言う。※納得。

  

〇ハンカチを使った魔法を見せてもらう。

  必要なものはハンカチとリールキーホルダー。

  両手でハンカチの両端を持って、顔の前に。

  ハンカチには矢印が書いてあって向かって右向きでした。

  ふっと強く吹くことで、矢印が上向きに一瞬で変わってしまった!不思議!

  

〇本の読み聞かせの映像も見せてもらう。 

 子どもたちを集めてから読むのではなく、勝手に読み出す。子どもたちが集まる。

 「こうなっちゃったんですね」と言って、文を読まない時もある。子どもたちが読んでいる。

 話しながら読むことで、いつの間にか子どもたちが本の感想を言っている。

 タイトルが隠してあった、それを想像させていた。

 

〇キミヤーズ提案 話す 仲間はずれ課題

 3つの漢字を提示。

 3通りの視点で、それぞれの字が仲間はずれであることを子どもが説明していた。 

〇創作熟語 村上先生のけっこうメインの実践

 創作熟語については、村上先生の著書を読んだ後にまとめたい。

  

〇ほめることについて

 ・とにかくほめる(自発性・自主性・自立性を引き出す)

 ・ほめないと、ほめることが上手にならない。

 ・叱るより、ほめる方が圧倒的に説得力がある。

 

〇賞賛のほめ&報酬のほめ

 ・理由を上げて、ほめる=評価

 ・感心してほめる=賞賛

 ・驚いたように見せる=びっくりぼめ

 ・トークンエコノミー法=報酬ほめ

 ・3段ほめ  はじめにほめる→プロセスをほめる→最後にほめる

 ※他にも「感激ほめ」「うわさほめ」「鳴り物ほめ」「先回りほめ」があるようだ。

  それぞれについて説明がなかったが、なんとなくわかる。

  

※「トークンエコノミー法」については調べてみた。

次のサイトからの引用です。

心理学用語集 トークンエコノミー法

トークンエコノミー法とは、適切な反応に対してトークン(代用貨幣)という報酬を与え、

目的行動の生起頻度を高める行動療法の技法である。

トークンは、一定量に達すると特定物品との交換や特定の活動が許されるという

二次的強化の機能を果たす。

適用にあたっては、事前にクライエントとトークンと代替する物品・活動の取り決めをすることが重要。

この技法は、強化子に飽きにくく、場所を選ばずに強化できる、

強化が遅れないなどの点で効果的である。

  

おう、今、学級でやっていることだ。お店のポイントカードも同じである。

  

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今回の講座の会場です。

岡崎市勤労文化センターです。 

(まだつづく)

11月24日の講座2/威圧して言うことをきかせちゃダメ

  

今日は12月1日。

  

いよいよ12月。2013年も追い込みです。

11月29日は退職された先生の歓送会。

11月30日は大学の学生仲間との飲み会。

2日とも会場は豊橋でした。

行きは自転車、帰りは自転車を引っ張って歩いて帰りました。

涼しい(寒い)のと、星空の下の運動で、酔いがだんだん覚めていくのが心地よかったです。

何より2日とも、いい話ができたことが、心地いい気分を増幅してくれました。

さあ、今日こそ、11月24日の講座のまとめをするぞ。

  

前投稿のつづきです。

  

「子どもたちの目がキラキラ輝く授業づくり~聞く、話す、読む、書くの巻~」

講師:村上公也先生  赤木和重先生

  

〇モチベーション 子どものモチベーションを上げるための開発が大事

〇抽象的だったり、難しい内容だったり、伝えにくい時は、

 とにかく無理やりにでも、具体化する(こじつけでもいい)。

〇具体物(教具・モデル)を実際に探しに行ったり、自分の手で作ってみると見通しがつく。

〇頭で考えているだけではダメで、手を動かして、試行錯誤し、形にすることが重要。

〇作るのは面倒なことだけど、子どもが喜んでくれたらうれしい。苦労が吹き飛ぶ。

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※村上公也先生  

  

〇ワイヤレスリモコン  

 ポケットの中にリモコンをひそませて、「ピッポ~ン」「ブー」などの音を出す。

 回転灯を灯す。

カチンコ

 子どもたちにスタートがわかりやすい。

 やり直しがきく ※カチンコの役目として「やり直しがきく」と言うのはなるほどと納得。

 

41srxk8gil※さっそく注文しました。

  

〇楽しいということ 

 ・楽しくなければ自発性や自主性を引き出せない。

 ・知的好奇心を刺激する楽しいがなければ、主体的な学習は期待できない。

  (関心・モチベーション)

 ・「楽しい」は、子どもたちの内側に必然性を生じさせる。

 ・「将来のために辛いこと苦しいことを我慢させる学習」は、

  本当に将来の学習を保証できるのか? 

  

 

威圧して言うことをきかせちゃダメ。

好きになったら勝手に覚える。だから好きにさせる。

一度嫌いになったものを、好きにさせるにはたいへんな労力がかかる。

  

〇指し棒をたくさん持っている。

 

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 ・黒板に貼られた漢字の読みを反復練習させたい時に、指し棒を使う。

 ・指し棒の多種につられて、子どもたちはやってみたいと思う。

 ・やりたいと思わせたらOK。結果として覚えたらそれが一番いい。 

  

  

「威圧して言うことをきかせちゃダメ」

威圧したくてもできない私には追い風の発言。

さらにアイデア勝負、具体物をつくるなど、私には比較的向いている手法。

威圧できないから結果的にアイデア勝負でしたが、

でも、できないからこっちという考えには後ろめたさがありました。

その後ろめたさを減らしてくれた講座でした。

村上先生の講座が終わったあとの気持ちの良さは、この辺りでしょう。

  

子どもが学習を好きになるように、アイデアを一生懸命にひねり出して実践を継続しよう。

  

こうやってシンプルに考えられるようにしてもらいました。

すごく楽観的にしてもらいました。(次の投稿につづく)

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