教え方セミナー~特別支援教育の基本を学ぶ~その2
今日は4月30日。
今の時刻は、午後8時8分。4月もあと4時間。
もうひと踏ん張り。
昨日のセミナーのまとめをうっています。
「教え方セミナー ~特別支援教育の基本を学ぶ~」
講師は小嶋悠紀先生、井戸沙織先生でした。
〇ADHDの「衝動性」・・・目の前のことだけに反応する、突然はじめる、思考が単純
場当たり的、予想ができない
ADHDの症状を抑える脳内物質を出す学習活動をする。
◇ノルアドレナリン ※交感神経を活発にさせる脳内物質 集中力や注意力を高める
学習活動:時間や回数を制限する 指名する そばに行く
◇ドーパミン ※快楽を感じる脳内物質 褒められたり、大きな声を出したり、好きなことをやっていたり、
体を動かすと分泌される。気持ちがいいので、再び同じ行動をしたいと思う。
ADHDの子どもは、ドーパミンの分泌が少ないために、動いて分泌しようとしている。
ということは、褒められることでドーパミンが分泌され、動かなくなるということ?
怒られやすいADHDの子ども。褒めることは、たとえ大げさでもやるべきなのです。
学習活動:動かす(作業させる) 高得点で褒める 目的を持たせる 挑戦させる
◇セロトニン ※「癒し系」「優しい」脳内神経物質と言われており、分泌されると脳内が心地よくなる。
そうすると、安定して教師についてくるようになる。
「怒鳴る」という行為の連続は、セロトニンを分泌しない行為なのである。
セロトニン5を行う 「褒める」 ほめると、脳からドーパミンが出され、前頭葉が活発化する。
学習意欲がわき、効果が上がる。
事実をほめる。「姿勢がいい」「書くのが早い」「手がピンと伸びている」
「大きな声が出ている」など、ほめようと思えば、たくさんあるのである。
「微笑む」
「話しかける」 指示的、命令的ではなく、共感を覚える話し方で。
◎ 「○○君、ここを拭いてくれると先生うれしいなあ」
× 「ここをぞうきんで拭いておきなさい」
× 「何で先生の言うことが聞けないの!」
「触れる」授業中、そっと手を添える。頭をなでる。
「見つめる」
〇発達凸凹は、放置すればその凸凹の溝はより深くなる。
適切な対応をすれば、発達凸凹は「個性」になる。
※「個性」にしたいです。
〇保護者との関係づくり
①文章で重要な事項を伝えない 家庭訪問が学校に来てもらう
②家庭訪問を大切にする 学校に呼ぶのはあまりよくない
電話で「家庭訪問しましょうか、それとも学校に来ていただけますか」と聞く。
保護者に判断してもらう。
③家庭に生徒指導を求めてはいけない
保護者は子どもを育てるだけで精一杯。ともに悩む共感姿勢が大事。
④学校を恐怖と怒りの対象にしない
〇家庭に伝えたい療育ポイント
①家庭は「やさしい」場所 怒ると叱るは区別
怒る・・・後で自分はスッキリ
叱る・・・モヤモヤが残る / こんな言い方でいいのか、ちゃんと伝わったのか?
②比べない その子の「ここまで出来た」を大事にする
③完全を求めない
④子どもの事情で考える お母さんの事情で考えていませんか?
〇ゆびしゃぶり ゆびしゃぶりはセロトニンが欲しいとやる
セロトニン5を実行することで減少する・・・※さっそくやってみたい。
H君のゆびしゃぶりがなくなるか?
〇本人がやると決めたらできるのが、アスペルガーの子どもの特徴。
本人が決めることが大事。
セミナー会場で、タイムリーなDVDに出会いました。
小嶋先生が中心になって制作したものです。
「毎日使える!ワーキングメモリー トレーニングキット
前頭葉を鍛えHQを高める!
教室で毎日使える500枚以上の課題データを収録」
内容の詳細は次のとおり
1.実践方法解説映像
2.キットデータ ①エピソードバッファ
②視空間スケッチパッド
③音韻ループ
勤務校で今年度ワーキングメモリートレーニングをやりたいと提案した身。
今日、解説映像を見て、キットデータも見ました。
素晴らしい。
5000円の価値あり。出会えてよかった。
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