« 教え方セミナー~特別支援教育の基本を学ぶ~その1 | メイン | 「羅生門」(金の星社)はいい本でした »

2013年4月30日 (火)

教え方セミナー~特別支援教育の基本を学ぶ~その2

 

今日は4月30日。

今の時刻は、午後8時8分。4月もあと4時間。

もうひと踏ん張り。

 

昨日のセミナーのまとめをうっています。

「教え方セミナー ~特別支援教育の基本を学ぶ~」

講師は小嶋悠紀先生、井戸沙織先生でした。

 

〇ADHDの「衝動性」・・・目の前のことだけに反応する、突然はじめる、思考が単純

                場当たり的、予想ができない

 ADHDの症状を抑える脳内物質を出す学習活動をする。

    ◇ノルアドレナリン ※交感神経を活発にさせる脳内物質 集中力や注意力を高める

      学習活動:時間や回数を制限する 指名する そばに行く 

    ◇ドーパミン ※快楽を感じる脳内物質 褒められたり、大きな声を出したり、好きなことをやっていたり、

              体を動かすと分泌される。気持ちがいいので、再び同じ行動をしたいと思う。

              ADHDの子どもは、ドーパミンの分泌が少ないために、動いて分泌しようとしている。

              ということは、褒められることでドーパミンが分泌され、動かなくなるということ?

              怒られやすいADHDの子ども。褒めることは、たとえ大げさでもやるべきなのです。

      学習活動:動かす(作業させる) 高得点で褒める 目的を持たせる 挑戦させる

    ◇セロトニン ※「癒し系」「優しい」脳内神経物質と言われており、分泌されると脳内が心地よくなる。

              そうすると、安定して教師についてくるようになる。

              「怒鳴る」という行為の連続は、セロトニンを分泌しない行為なのである。

 

      セロトニン5を行う 「褒める」 ほめると、脳からドーパミンが出され、前頭葉が活発化する。

                         学習意欲がわき、効果が上がる。

                         事実をほめる。「姿勢がいい」「書くのが早い」「手がピンと伸びている」

                        「大きな声が出ている」など、ほめようと思えば、たくさんあるのである。

                  「微笑む

                  「話しかける」 指示的、命令的ではなく、共感を覚える話し方で。

                            ◎ 「○○君、ここを拭いてくれると先生うれしいなあ」

                            × 「ここをぞうきんで拭いておきなさい」

                            × 「何で先生の言うことが聞けないの!」

                  「触れる」授業中、そっと手を添える。頭をなでる。 

                  「見つめる

 

 

 

〇発達凸凹は、放置すればその凸凹の溝はより深くなる。

 適切な対応をすれば、発達凸凹は「個性」になる。

 ※「個性」にしたいです。

 

 

 

〇保護者との関係づくり

 ①文章で重要な事項を伝えない 家庭訪問が学校に来てもらう

 ②家庭訪問を大切にする 学校に呼ぶのはあまりよくない

                  電話で「家庭訪問しましょうか、それとも学校に来ていただけますか」と聞く。

                  保護者に判断してもらう。

 ③家庭に生徒指導を求めてはいけない

                  保護者は子どもを育てるだけで精一杯。ともに悩む共感姿勢が大事。

 ④学校を恐怖と怒りの対象にしない

 

 

 

〇家庭に伝えたい療育ポイント

 ①家庭は「やさしい」場所  怒ると叱るは区別

                   怒る・・・後で自分はスッキリ

                   叱る・・・モヤモヤが残る / こんな言い方でいいのか、ちゃんと伝わったのか?

 ②比べない  その子の「ここまで出来た」を大事にする

 ③完全を求めない

 ④子どもの事情で考える  お母さんの事情で考えていませんか?  

 

 

 

〇ゆびしゃぶり ゆびしゃぶりはセロトニンが欲しいとやる

          セロトニン5を実行することで減少する・・・※さっそくやってみたい。

          H君のゆびしゃぶりがなくなるか? 

 

 

 

〇本人がやると決めたらできるのが、アスペルガーの子どもの特徴。

 本人が決めることが大事。

 

 

セミナー会場で、タイムリーなDVDに出会いました。

小嶋先生が中心になって制作したものです。

「毎日使える!ワーキングメモリー トレーニングキット

 前頭葉を鍛えHQを高める!

 教室で毎日使える500枚以上の課題データを収録」

内容の詳細は次のとおり

1.実践方法解説映像

2.キットデータ ①エピソードバッファ

           ②視空間スケッチパッド

           ③音韻ループ 

 

勤務校で今年度ワーキングメモリートレーニングをやりたいと提案した身。

今日、解説映像を見て、キットデータも見ました。

素晴らしい。

5000円の価値あり。出会えてよかった。

 

コメント

コメントを投稿

最近の写真

  • Img_8805
  • Img_8804
  • Img_8803
  • Img_8802
  • Img_8801
  • Img_8800
  • Img_8799
  • Img_8798
  • Img_8797
  • Img_9263
  • Img_8796
  • Img_8795

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉