五月蠅い4
6月19日。
前投稿のつづきでハエの話。
ウジで印象的なのは、
戦争で傷ついた人たちの体にウジがわく話。
いろいろな話や映画でこの話は聞きました。
いかに悲惨な状態なのか伝わってきます。
しかし、Wikipediaで、その件でちょっと知らなかったことを知りました。
引用します。※「wikipedia]
けが人にとってその感触は極めて不快であるとのことだが、
ウジが膿や腐敗した部分を食べることで傷口が清潔になり、
むしろ傷の状態がよくなったり、
患部を含めた周辺部位まで至る切断や切除を免れる場合がある。
第1次大戦中、既に傷口にウジが発生した兵士の生存率が突出して高い事には
注目が集まっていたと言う。
ウジは、正常な組織や生きている組織を食べることはない
(アメリカ映画“グラディエーター”にもこれに基づいた描写がある)上に、
殺菌効果のある分泌液を出しながら腐敗した細胞や壊死細胞のみを食べるので、
感染症の予防効果がある。
また、分泌液は肉芽細胞や毛細血管の再生を促進させる働きもある。
そのため、このことを潰瘍や末期の糖尿病における四肢の壊疽などの治療に
積極的に利用する治療法(マゴットセラピー)がある。
ただし、もちろんこれは専門医の指導のもと
医療用に繁殖させた無菌ウジを使った場合に限る。
言うまでもなく、外科治療に関する医学的な知識がないものがウジを用いた治療を試みるべきではない。
「マゴットセラピー」
マゴットは「蛆(うじ)」のことです。
戦争で傷ついた人にウジがわくのは、悲惨なことです。
しかし、治療でウジを使う発想はすごいことだと思います。
だが、マゴットセラピーの治療写真を検索して見てみて、
とても直視できませんでした。
医術に係わる人たちのことをあらためて尊敬してしまいます。
たとえばこのサイト。
※http://blogs.yahoo.co.jp/tommiejunior1023/50225806.html
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