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2009年11月23日 (月)

企画展9/ズイ虫取り/ニカメイガ・サンカメイガ

市内の民俗資料館の企画展「虫よけ 鳥よけ 獣よけ」での聞きなれない言葉の一つ。

ズイ虫取り

これについて、こんな説明がありました。

   

稲にとっての強敵の一つにズイ虫(螟虫/めいちゅう)があげられます。

ズイ虫は稲の髄(ずい)まで食い入り、稲を枯らしてしまいます。

昭和20年代頃までは学校でズイ虫取りを行っていたところもありました。

田植えの時期に5・6年生が田んぼに入り、

先生と共に、袋・ビン・竹などを手に、ズイ虫取りをしました。

たくさん取れた子供は表彰されました。

稲の出来・不出来が決して農家だけの問題ではなく、

地域全体の問題として捉えられていたことが伺えます。

    

そこには市内の小学校の児童がズイ虫取りをしている写真がありました。

ズイ虫の姿を見てみたい。

   

調べてみました。

ズイ虫はメイガという蛾の幼虫。

1年に3回発生するサンカメイガ、2回発生するニカメイガの幼虫が稲に被害を与えてきました。

しかし、農薬の大量使用などにより、

ズイ虫の被害はかなり減ったようです。

※参考「応用昆虫学論2009 第2回 稲の害虫」

http://www.h.chiba-u.ac.jp/insect/nomura/kakuron/rice.html

ここに写真もありました。

Nikal   

   

   

ニカメイガの幼虫

   

   

このサイトには、いかにニカメイガ、サンカメイガが減少してきたかよくわかるグラフもあります。

見ることをお薦めします。

   

企画展シリーズ、もう一つ書きたい。   

   

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