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7日。予想通り教室のルリタテハの幼虫は、蛹になっていました。
2匹とも。
一学期のツマグロヒョウモンと同じような蛹です。
さあ、ルリタテハの成虫がおがめるかどうか。
楽しみです。
7日はビニール袋を手に持って登校した男の子。
その中には水が入っていて、その中にはハリガネムシ!
家でカマキリ水没実験をしたら出てきたとのこと。
その男の子、帰りは再びハリガネムシを持って帰りました。
もうペット状態。
そうそう、7日の田んぼでは大きなカマキリ発見。
さっそく沢で水没実験。みんなの注目の中で水没実験。
ハリガネムシは出ませんでした。
カマキリにハリガネムシ。3年1組にとっては身近な生き物になってきたと思います。
7日に出かけた田んぼで目立った蛾。
一瞬、ホタルと思ったその蛾の名前は、「ホタルガ」
ピッタリのネーミング。
おしゃれな蛾です。
これは田んぼの中で見ると青が映えて、
小さいながら目立つチョウでした。
ヤマトシジミかルリシジミか?
蝶に詳しい人に聞いてみたい。
翅がぼろぼろになった百戦錬磨のベテランの蝶。
ヒメジャノメと思われます。
参考にしたのは、次のサイト。
調べていたら、「みんなで作る田んぼの生き物総合図鑑」という魅力的なサイトに行き当たりました。
これはいい。
7日にいつもの田んぼに自然観察に行きました。
田んぼは一部水はけの悪い場所で稲刈りが始まっており、
稲の葉っぱについていた白い繭が、どの生き物のものであるかが、
上のサイトでわかりました。
「先生、変わった卵があった」と子どもが見つけてきたものでした。
イネドロオイムシの繭でした。
次の写真のような生き物です。
稲には害虫です。確かにこの虫、見たなあ。
2枚の写真は、、「みんなで作る田んぼの生き物総合図鑑」にリンクされていた
「るもい農業情報ひろば」からです。
http://www.agri.pref.hokkaido.jp/fukyu/rumoi/photo/tanbo/vermin/index.html#futaobi
繭・・・この言葉を久々見ました。
以前にも書きましたが、
1945年8月7日の豊川海軍工廠爆撃で犠牲になった多数の人たちが、
豊川市の諏訪(すわ)と千両(ちぎり)の2か所に仮埋葬されました。
しかし6年間そのままで、やっと掘り返され、身元の確認作業がありました。
その諏訪の仮埋葬地は現在「諏訪墓地」と呼ばれ、
海軍工廠の犠牲者の墓があると聞いていました。
今日、その場所を探してきました。
車で走っていたら上のような看板がありました。
この道の奥に諏訪墓地があるようです。
手前に駐車場があり、駐車場のフェンスでお墓が隠れていました。
だんだん近づいていきます。
また看板がありました。
ここがそうです。諏訪墓地。
かつてたくさんの犠牲者が仮埋葬されていた場所。
アパートに囲まれた墓地には、いろいろなお墓が立てられていました。
想像しました。次から次に埋められる死体。
夏で腐敗がひどく、埋めざるをえなかったと聞きます。
折り重なるように埋められて、土がかけられたのでしょう。
その現場。身近にありながら知らなかった歴史的な場所を訪れることができました。
埋めた当時は、死体を守る人たちが周りを囲んでいたそうです。
その時の様子を絵に描いた人がいるそうで、ぜひ絵を見てみたいです。
諏訪墓地の写真を何枚か載せます。
石に刻まれた文字とはいえ、すでに読み取りが難しいものもありました。
今のうちに記録しておかないといけないなと思いました。
※千両(ちぎり)にあった仮埋葬場所はまだわかっていません。今、情報収集中。
子どもが家からメダカを持ってきました。
教室で育てることにしました。水槽を購入。
これで水槽が教室に4つ並びました。
それぞれの水槽で濾過器がブクブクやっていて、なかなか壮観。
1学期から飼っているのがドジョウ。
田んぼで子どもたちが採ってきたもの。
底に沈んだエサを、ドジョウたちが一生懸命食べている姿は癒されます。
見とれていていつの間にか時間が過ぎます。
同じく1学期から飼っている魚も、水槽でずっと泳いでいます。
いつ寝ているのだろう。
名前がわからず、「川魚」としていました。
田んぼの横の水路にいた魚です。
今日は真剣に図鑑で調べてみました。
「ホンモロコ」?「タモロコ」?「デメモロコ」?
まだ確定ではありませんが、モロコの仲間のようです。
2学期になって田んぼでつかまえたクロゲンゴロウ、イモリも飼っています。
一生懸命泳ぎ回り、浮遊する赤虫を捕えて食べるクロゲンゴロウは”けなげ”。
クロゲンゴロウとイモリは同じ水槽で、仲よく?暮らしています。
今日の写真。
それぞれの生き物にとって、
こうやって飼われることは、本来の環境ではなく、快適ではないでしょう。
でも子どもたちがじっくり見れます。
どんなふうにエサを食べ、どう動き、どう成長するかがじっくり見れます。
ちゃんと生き物を成長させる経験も貴重です。
水槽が4つ、蝶の飼育箱が1つ、トノサマバッタの卵が見れる虫かごが1つ。
2学期も楽しい教室になってきました。