(前投稿のつづき)
本「野中信行のブログ教師塾」(学事出版)より。
大切なのは、「悩まないで、反省しない」で、「次をどうしよう」と考えていくだけである。(173p)
野中先生は、斎藤孝著「座右の諭吉」(光文社新書)から次の文を引用しています。
「私(斎藤さんのこと)自身も人生に悩んだ時期が長かったので痛感する。
人生にぐずぐず悩むヒマがあるならもっと勉強すればよかったのだ」(中略)
「彼(諭吉)はどんな閉塞状況にあっても、
あるいはどんな難しい事態に陥っても、
まったくへこたれるところがなかった。
パニックにならずに処し続ける。
無駄なことには一切悩まない。
自分のやりたいことがうまく進むように具体的な手立てを打っていく男だった」(146p)
福沢諭吉はすごい人だから、きっといきなりこの境地になったのでしょう。
私のような普通人だと、悩んで反省して落ち込んで、
決していい結果にならなかったという痛い体験(病気にまでなってしまった)を経たからこそ、
やっと悩まないで、「次はどうしよう」と考えれるようになりました。
でも身近な悩んでいる若い先生には、
できたらそんな体験を経させたくないです。
「大丈夫、大丈夫、次に何をするか考えよう」と声をかけていきたい。
藤原和博さんの「修正主義」を若い先生には身に付けてもらいたい。
「どうにかなる」・・・最近の口癖です。
ついつい野中先生の本の引用から自分のことをどんどん書いてしまっています。
最近同じ職場の先生から、
「先生はいろいろなことを楽しんでやってますね」「楽観的ですね」などと言われます。
10年前の自滅型の自分と大きく変わったと思います。
経験がどんなプラスを自分に与えてくれるのか半信半疑でしたが、
最近は経験が与えてくれたものを自覚できるようになってきました。
年配の先生が学級崩壊を起こしてしまう理由を、
野中先生は次のように言う。この本で最も印象に残ったところ。長く引用します。
原因は、野村(監督)が言う「変化球が覚える」ことを怠ってきたせいである。
今まで通用した投球で通用すると思い込み、
変化球を覚えることを怠ったのである。
具体的に書こう。
まず第一に、ベテランになればなるほど、授業は下手になる。
えっと思われるかもしれないが、本当である。(中略)
だんだん下手になっていく。
よほどの努力をしないと保っていけない。
その原因は、テンポではないかというのが最近の結論である。(中略)
第二に、子どもたちとの距離の取り方が間違っている。
ベテランの先生たちのクラスが荒れるのは、
その先生が「子どもたちがだらしない」とその姿にイライラして、
しょっちゅう説教しているか、叱っているかを繰り返してしまうからである。(中略)
第三に、ベテランの先生たちは、今までの(学級経営の)方法に固執している。
それでは、もう「変貌している子どもたち」に対応できない。(181~182p)
先に行く人がこういうことを書いてくれることはとてもありがたいです。
経験はプラスもあるけど、マイナスもあるわけで、
経験の落とし穴に落ちないようにしていきたい。
う~ん、本からは1つのことを学べばいいというけど、
この本から引用したい言葉・文はまだある。
しかし2009年はもうすぐ終了。ここで「2日間で学んだこと」シリーズは切りにしたい。
次のブログに書く時は新年、2010年です。
2009年のスタートは898本目の投稿。そしてこれが1450本目の投稿。
1年間で553本。よし、ここまで!