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2010年2月 3日 (水)

おしゃべり自動販売機

先日出勤時に自動販売機でジュースを購入。

お金を投入したら、自動販売機がしゃべり始めました。

「温かい飲み物、どうでっか」

購入後。

「おおきに。いってらっしゃい」

関西弁の男の人の声でした。

    

「いってらっしゃい」?

朝だからいいけど、晩に同じことを言っていたら、おかしいぞ。

晩になったら、この自動販売機は何と言うのだろう?

疑問に思ってしまいました。

よせばいいのに、昨晩その自動販売機でジュースを買いました。

Rimg0010   

   

   

  

お金を入れました。

「こんばんは」

お、朝とは違う。今度は女の人の声。

購入後。

「ありがとうございました。お疲れ様でした」

なるほどね、このパターンか。標準語でした。

   

この自動販売機は、ダイドーの「おしゃべり自動販売機」でした。

調べればちゃんと、自動販売機の「開発物語」まであります。

http://www.dydo.co.jp/corporate/jihanki/story/story1.html

    

(2008年、開発者へのインタビューです)  

声で説明する自販機は、当社でも25年ほど前に設置していた事がありますが、

当時は機械がしゃべる事になじみが無く、

「気持ち悪い」とか「うるさい」など、なかなか受け入れられず、

以来、自販機がしゃべることは業界のタブー!?とされてきました。

   

そうか、そうだったんだ。確かにしゃべる自動販売機は今までも見たことがあります。

   

しかし、25年経った世の中を見ると、銀行のATMや駅の券売機など、

しゃべる機械はいくらでも世の中にある...。

そこで改めて考えました。「今ならしゃべっても違和感無いんじゃないか」と。

とは言うもののしゃべるのは自販機です。

より温かみを出すために無機質な合成音声では無く、

人間の声を使うことにしました。実際に、声優さんに感情を込めていただき、

まさに自販機の前にいるお客様に語りかけるように収録しました。(中略)

その後、テレビなどで関西弁が日常会話的に使われていることをヒントに、

誰が聞いてもわかりやすい関西弁のおしゃべり機能を追加。

全国の自販機に導入しました。

   

昨晩の自販機はこれですね。

        

フレンドリーなイメージと軽やかな男性の声で親しみやすいイントネーションが話題となり、

おしゃべり機能が市民権を得つつあるなと感じたのもこの頃です。

2005年になると、外国語をしゃべる自販機の登場です。

英語・ポルトガル語・中国語を、観光客などが多く訪れる地域に設置。

同時に、標準語バージョンには、年末年始やクリスマスといった季節のイベントにも対応したフレーズを加えました。

さらに津軽弁、名古屋弁、博多弁も加わり、より地域色を強めたおしゃべり機能が登場し・・・・(後略)

   

外国語に、名古屋弁などなど。いいですね。出会ってみたいです。

しかし、何にでもかかわった人がいて、歴史があります。

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