介護保険の改定がどうなった?② 2つの改定案が見送られた
今日は令和6年8月22日。
前記事に引き続き、
「史上最悪の介護保険改定?!」(上野千鶴子・樋口恵子編/
岩波ブックレット)のことを書いていきます。
上野千鶴子さんが恐れた介護保険改定がどうなったのかを
調べています。脱線気味です。
・要介護1・2の通所介護と訪問介護を介護保険からはずして
総合事業に
これはどうなったのか。
強く反対している動画がありました。
前記事と同じ「福祉の福ちゃん」です
言っていることを聞き書きします。
要介護2以下の
訪問介護・通所介護を
総合事業にする!??
本気ですか?
生活支援なんて
単なる家事手伝いだろ!?
誰にでも出来るんだから
低額で働いてくれる
有償ボランティアでイケるだろ
って言うのが制度を動かそうとしている
現場を知らないお役人さんが、
決めつけていること
大きな誤解です!
これについて、物申します
一度現場を見に来てください
付きっきりで丁寧にお伝えしますよ
って感じです
まだ「総合事業」なるものが整備されていないこと。
要介護1、要介護2が軽度と思われているが、
認知症の人もいて、実際は軽度ではないこと。
福祉関係者は、この改定に反対しています。
とにかく財務省の緊縮財政の方針がここにも出ています。
結局、この改定はどうなったのか。
生活クラブ 【2024年】介護保険制度改定における改定ポイントを徹底解説!
ここに書いてありました。
引用します。
要介護1~2における総合事業への移行は、要介護1・2の訪問介護や
通所介護などの介護サービスを総合事業にして、地域や民間企業と
連携する構想です。
総合事業への移行には、サービスの質の低下や事業所の撤退などの
懸念もあることや、世論の反対が大きかったこともあり、2024年
度は見送りが決定しました。
世論でこの改定案は見送られました。
3つ目の改定案。
・ケアプランの有料化
親の介護が必要になって、市役所とかにお願いして、
ケアマネージャーが来宅します。
ケアマネージャーが、親を見て、
こんなサービスを受けるといいというケアプランを
作成します。
この時、利用者の負担はありません。
それを有料化しようという改定案です。
介護保険のサービスの入り口にあたるこの作業。
有料化となると、サービスを受けるのを躊躇して
サービスを受けずに家族での介護になってしまう可能性があります。
この改定案はどうなった。
これも生活クラブのサイトにありました。
現在、在宅サービスにおけるケアプランの作成は10割保険負担のため
利用者負担はありません。一方で、施設サービスではケアマネジメン
ト費用を利用者が負担していることから、政府は公平性を保つために
有料化を提言していました。
しかし、「利用者やご家族からの要求がエスカレートしかねない」
「利用料管理などの業務負担が増える」などの反対意見が多く、20
27年度の改定に持ち越されました。
お金を集めるとなると、ケアマネージャーが、お金を管理する仕事が
増えるわけです。その点でも反対されました。
「エスカレート」は、ちょっと自分では不明です。
ただこの改定案も見送られました。
そして最後の改定案。
・福祉用具の一部をレンタルから買い取りに
これはどうなっただろう。
まずなぜ反対なのか?
反対理由は、この本「史上最悪の介護保険改定?!」で、
上野さんではない人が書いていました。
しかし、今晩はここまで。
明日、そのことを書きます。
皆さんは、福祉用具の一部を買い取りにするのに、
反対する理由って、浮かびますか?
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