がんになる前からがんの勉強はするべき
今日は令和5年9月14日。
癌(がん)について考えることが多いです。
がんを患う人が多く、日本の死因のトップです。
いつかはがんが発症するものだと思いつつ、
他人事のようにも思ってしまいます。
こんな動画を見ました。
高学歴の人ほど罠に陥りやすい?エビデンスの少ない「がん治療」に騙されないために(前編)(堀江貴文ホリエモン)
予防できるがんを予防していないケースが多い!エビデンスの少ない「がん治療」に騙されないために(後編)(堀江貴文ホリエモン)
堀江貴文さんは、がんの予防に関する活動も
されていることを初めて知りました。
堀江さんの動画で、がんの専門家の方が
お話をされていました。
お話をしてくれた専門家はこの人。
だまされた例として、次のことを示しました。
このケースは、他にも聞いたことがあります。
本人としては、とっても辛いことですよね。
後から抗がん剤を使っておけば良かった、
手術をしておけば良かったと思っても、
後の祭りです。
どうしてこうなってしまうのか。
大須賀医師がすごく残念に思うのは、次のこと。
医療施設での治療ではない代替療法を受けた率は、半分を超えます。
代替療法にだまされる人は、勉強不足の人ではないか、
と、思われがちですが、どうもそうではないようです。
高学歴、高収入の人が陥りやすいそうです。
お金のある人はやってしまいがちですが、
高学歴で勉強している人が、代替治療に走ってしまうのです。
ここで次の資料が示されました。
日本のネットのがん治療情報サイトで、
医療的に正確な情報を元に発信されているものは、
全体の10%なのだそうです。
とんでもないですね。
こういうのを知りことがまず第一歩。
そして書籍についても同じようなことが言えるそうです。
世の中には不正確な情報の方が多数派だというわけです。
そこでこんなことが起こってしまいます。
がんは、発見されると、進行性の病気なので、
治療選択を迫られます。
学歴のある人は、急いで書籍を読んだり、ネットで調べたりします。
そうすると、不正確な情報に触れることが多くなってしまいます。
代替療法の人たちは、自分たちの療法を宣伝するために、
従来の医療を批判したりします。
それを信じてしまうのです。
それと日本では、まだがん教育が進んでいないこともあげています。
学校で教えてことがまだ広まっていないのも、
代替治療を信じてしまう原因のようです。
対策は。
がん治療は、がんが発見されてから始まりますが、
がんになる前から、がん治療の基本を理解して、
不正確な情報を見抜ける術(すべ)を学ぶことが必要だと
言っています。
なるほどです。
もうがんに対する対策を始めておくべきなのです。
「がん治療の基本」とは。
個人の感想は当てにならないことです。
これはありますよね。
⚪︎⚪︎を食べていたら、2年以上元気だったと聞いたら、
⚪︎⚪︎を食べればいいんだと思ってしまいます。
しかし、それは当てはまらないのです。
時間的な生存率を表したグラフです。
オプジーボは魔法の薬と呼ばれたがんに効く薬です。
実際に生存率は、過去の治療に比べて高いです。
しかし、オプチーボを使っても、すぐになくなっている人がいます。
そこだけ見ると、オプチーボは効かないと思ってしまいます。
過去の治療でも、2年間生きている人がいます。
そこだけ見ると、過去の治療でもいいのではと誤解してしまいます。
いい薬があって、2年間生きている人がいると聞くと、
一般の人は、上の青い線のグラフを想像してしまうのです。
確かにそうだと思います。
でも実際の生存率のグラフは、赤い線なのです。
そこを誤解しないことが大事です。
さらに、薬が正式に認められる過程についての説明。
上の図のようにして新薬ができます。
市民大会などの大会を経て、日本代表がやっと決まることに
例えています。
新薬ができるまでに、平均7年、800億円が必要だそうです。
どれくらいの薬から、治療薬ができるかを示したのが下。
1万個の薬が検討されたとしたら、最初の段階でものすごく多くが
落とされて、29個になってしまいます。
最終的に、1万個のうちの1個が選ばれます。
つまり承認された薬は、スーパーエリートの薬です。
このことも知っておくべきことでしょう。
がん治療の種類を示した図です。
スーパーエリートの薬を使った治療が標準治療です。
先進医療とか治験は、選抜中の薬を使った治療です。
代替療法は、第一段階も突破していないような薬が
使われることが多いです。
以上のことから、結論。
標準治療を信じましょうということです。
皆さんが思っているより(可能性が)極めて低い。
肝に銘じておきましょう。
でも標準治療が効かない時に、未承認治療を受けたくなります。
その時の注意点。
細胞・マウスで効果があると聞くと、
いけるんじゃないかなと思っちゃいそうです。
がんになる前に読んでほしい本だそうです。
読んでみようかな。
がんが発見されてからが、がん治療ではない。もう始まっています。
大須賀医師はたくさん発信されています。
世の中、不正確な発信が多数なので、正確な情報を発信しているそうです。
さっそくFacebookは友達申請しました。
Twitter(X)は、凍結されて閉店状態なので、これは無理。
ブログは、自分のブログの表紙に貼ってみようかな。
以上です。
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