古い民具:株抜き
今日は令和5年8月24日。
前記事の続き。
次に解明したい古民具は、これです。
株抜き。
稲刈りの後、稲の根を切る。
不思議には思っていました。
稲刈り後の田んぼには、穭田(ひつじだ)と呼ばれる風景が広がります。
この切り株はどうなるんだと思っていました。
このサイトにヒントが書いてありました。
引用します。
通常、稲刈りの終わった稲株は、
耕運機で粉砕しながら土に漉き込むのですが、
耕運機をいれられない山田川の棚田では、
手で掘り起こして、抜かなくてはいけません
なるほど。耕運機がなかった昔は、
株抜きを使って、稲株を一つ一つ取ったのでしょう。
株抜きが出てくるサイトを探しましたが、
見つかりませんでした。
現代の機械で、稲株を土に漉き込むシーンは
この動画で見ることができます。
秋の期間にやるので「秋起こし」と言うそうです。
【秋起こしで“ガス湧き“を軽減】稲刈り後秋起こしヤンマートラクター
写真で株抜きの隣に写っている道具は、備中鍬ですね。
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