「無人島のふたり」⑧ 私も戦争経験者に教えてもらっていた
今日は令和5年1月2日。
前記事に引き続き、
「無人島のふたり 120日以上生きなくっちゃ日記」
(山本文緒著/新潮社)より。
2021年10月13日に亡くなった山本文緒さんの日記です。
山本さんは作家なので、
同業者のことがちょくちょく書かれています。
ほとんど知らない作家さんばかりですが、
この本を読んだことを機会に、
登場した作家さんの本も読んでみようかなと思っています。
北大路公子さんという作家が登場しました。
何ページだったか、わからなくなってしまいましたが、
登場しました。
☝ 調べてみました。1963年生まれなので、2歳違いです。
小学校時代のことが書かれていて、
教員が余興で教え子に相撲を取らせていたそうです。
そしてこの文章。
小学校時代には時代的に太平洋戦争の経験者がまだ現役で教職を
行っていた。
戦争経験者だったから、相撲を取らせたように受け取れる説明でした。
まあそれはいいとして、
私も1961年生まれなので、
戦争経験者に教えてもらっていたんだなと
はたと気がつきました。
たとえば、私が小学生だった時に、
50歳代の先生は、戦時中に青年だったわけです。
充分戦争を体験しています。
戦争を生きのびて、すごい経験をしたであろう先生に
教えてもらっていたのです。
もっとその希少価値を意識して教えてもらえばよかったと、
大人になったから思うことです。
北大路公子さんはエッセイが楽しいらしい。
山本文緒さんが解説を書いている
「枕元に靴」という本がよさそうです。
これも2月に読むことにしよう。
昼酒が大好きな方のようです。
その他、田中兆子さんの本。
「劇団42歳♂」がいいかな。
山本さんが選考委員の時に、田中さんが新人賞をとった関係。
長嶋有さん。
「猛スピードで母は」がよさそう。
21年前の芥川賞作品です。
どの本も2月になったら図書館に予約しよう。
山本さんの本のおかげで、私の読書の幅は広がりそうです。
ちゃんと影響を受けていますよ。
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