パナマ運河/移民/マーカス・ガービー
今日は令和2年11月21日。
2020年9月8日放映の「BS世界のドキュメンタリー
新・カラーでよみがえるアメリカ▽移民大国への道」を見ました。
20世紀初頭からたくさんの移民を受け入れてきたアメリカ。
移民問題、差別問題は、ずっとアメリカが抱えてきた問題なんだと
思いました。今に始まったことではない。
最近関心があるパナマのことをやっていました。
その部分を聞き書きして、ここに残したいです。
※参考:ここでも道草 11月3日はパナマ独立記念日(2020年11月4日投稿)
※参考:ここでも道草 「『平和憲法』を持つ三つの国 パナマ・コスタリカ・日本」① (2020年11月17日投稿)
1911年 パナマ。
アメリカが支配するこの場所で、
驚くべきものがつくられようとしています。
大西洋と太平洋を結ぶ運河です。
過酷な建設作業についているのは、カリブ海諸国からの
黒人出稼ぎ労働者3万人。
ジャマイカのマーカス・ガービーは、劣悪な労働条件を見て
愕然とします。
白人労働者が高い賃金を得る一方、黒人の住まいは粗末で、
学校も白人とは分けられています。
パナマ運河が完成すると、数千人がより良い生活を求めて、
アメリカに移住します。
ニューヨークのハーレムには、カリブ海地域出身の移民が
多く住みつきました。
マーカス・カービーもその一人です。
これは唯一残っているガービーの映像。
1920年、彼が提唱するアフリカ回帰運動のパレードの様子です。
ガービーを信奉する人の多くは、
パナマ運河の建設に貢献した人々です。
ガービーは黒人に対する差別を非難し、
彼らの未来はアフリカにあると説きます。
支持者たちをアフリカに運ぶため、海運会社を立ち上げますが、
事業は破綻。
ガービーは詐欺罪で召喚されます。
彼と支持者たちは、告発はでっち上げと主張します。
1927年。ガービーはジャマイカに強制送還されました。
人種のるつぼ、アメリカで、人種の融合がいかに難しいかを
示した一件です。
パナマのことも勉強になりましたが、
マーカス・ガービーという人にも関心をもちました。
※World Reggae News マーカス・カーヴィーを偲んで
☝ ここを読んでみました。
マーカス・ガービーは様々な健康問題をかかえていたそうです。
その原因はストレスとうつ病によってだった。
印象に残りました。
同病相憐れむ。
マーカス・ガービーは53歳前後で亡くなっています。
うつ病は命にかかわる病気です。
久々のテレビ番組の聞き書き。
番組の写真もたくさん撮りました。
これが自分らしい活動だと思いました。
連絡とりたし
投稿: 須田昌之 | 2021年9月 1日 (水) 10:27
わかりました。
メールします。
投稿: いっぱい道草 | 2021年9月 1日 (水) 16:57