「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」/カラー化によって今に近づく
今日は令和2年10月4日。
この本を読みました。
「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」
(庭田杏珠・渡邉英徳著/光文社新書)
この本に載っていた写真を5枚、トリミングして載せます。
写真全部を見たい場合は、ぜひこの本を購入してください。
糸満漁師のふか捕り名人、上原亀さん。孫の準之助さんによると、
身長180cm余りで筋骨たくましく「仁王(ニワー)」という
あだ名だった。息子は数隻の船主として稼いでいたが、本人は小
型の木造船「サバニ」での漁にこだわっていた。沖縄戦を生き延
び、1954年、74歳で生涯を閉じた。(朝日新聞提供)
1935年の写真のようです。
この本にはページ数が記されていないので、
ページ数は紹介できません。
カラー化によって、ぐっと今に近づいてきます。
この写真が85年前の写真であって、
写っている上原亀さんは、
私が生まれる7年前に74歳で亡くなっていることに驚きました。
次の写真も同じように思いました。
1943年カリフォルニア州のマンザナー日系人強制収容所で体操
する人々。Ansel Adams撮影。
77年前の写真。
少女が、中学生くらいの年齢だとしたら、
現在は90歳前後となります。
カラー化によって古さを感じない、
というか、真実の景色に近づいたということなのでしょう。
前記事の「ファットマン」運搬映像と同じ時の写真がありました。
1945年8月8日 翌日の長崎への投下に備えて組み立てられた
原爆「ファットマン」にサインする、開発者のノーマン・ラムゼー
博士。
この小さな「ファットマン」に、
7万人以上を死に至らせる力が詰まっているのですね。
原子爆弾はやはり恐ろしい。
つづく
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