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2025年4月30日 (水)

池のグリーンウォーターを透明化させる作戦/グリーンカット

    

今日は令和7年4月30日。

   

教務の先生から頼まれました。

校庭にある池の緑色をどうにかならないかと。

池では鯉を飼っているんですが、

グリーンウォーターのおかげで、

泳いでいる姿が見えないので、

鯉が見えるようにしたいとのこと。

私が今まで全くやったことがない仕事。

「ちょっと待ってください。

調べてみます。」と答えました。

その池の写真。頼まれた日の4月18日撮影。

Img_1501

いろいろ調べました。

結論。薬剤を使ってみることを提案しました。

選んだのは「グリーンカット」

この動画を参考にしました。


YouTube: 3000㍑の自作池 グリーンウォーターから綺麗な水に試行錯誤 錦鯉


この動画の5分30秒過ぎに出てきます。

Img_1663

動画で見ると、けっこう効果があるようなので、

試しにやるのでもいいのではと思いました。

Amazonでも購入可能なので、教務の先生に提案しました。

  

それから数日、教務の先生は忙しそうで、

池のことまで手が合わらないようでした。

そこで4月28日の声をかけ、まだ何も進んでいないというので、

私がやりますよと言いました。

池の水の量がわからなかったので、とりあえず水5トン分の

1箱をAmazonで注文。翌日の4月29日には届きました。

そして今日、実行。

朝にやると効果的らしいのですが、朝は忙しく、昼に実施。

Img_1006

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バケツに水を入れて、1袋ずつ入れて、撹拌。

ダマが無くなったところで、池に散布しました。

それを5回実施。

  

やる順番が逆ですが、その後池の水の量を計測してみました。

先ほどの写真に書き込みます。

Img_1501_2

この池が半円と考えて計算すると、思ったより多くて11トン。

グリーンカットはその半分以下の5トン分の投入。

もう一箱必要か、また今度教務の先生と相談したい。

さあどうなるかな?

  

ところでこのグリーンカット、どんな成分が入っているのか、

箱には書かれていません。

今回、薬剤と一緒に入っていた説明書を見ても、

成分の記述がありませんでした。

う〜ん。

  

説明書の文章を一部引用します。

 

グリーンカットは、観賞魚池などの植物性プランクトン(アオコ)

に対して優れた効果を発揮します。

アオコの発生する時期には定期的にご利用ください。

⚫️特長

①アオコに対して優れた効果を発揮します。(使用後、約7〜10

 日程で効果が出てきます。)

②水槽壁面の苔には効果がありません。

③植物性プランクトンの光合成に関与する反応を阻害し、炭酸同化

 作用を妨げ抑制させる。

④効果の持続期間は約3〜4週間です。

⑤数年間連続使用するとグリーンカットに対して抵抗力が強いアオ

 コの種類が発生し、アオコの除去が出来なくなる場合があります。

 (後略)

  

③が参考になります。この薬剤の手段は光合成の阻害です。

光合成ができなければ、植物性プランクトンは死滅します。

それでグリーンウォーターが解消されるようです。

「炭酸同化作用」?

コトバンクによると、生物が炭酸ガスを吸収して有機物を合成する

こと。植物ならば、二酸化炭素を吸収して、有機物を合成すること。

つまり光合成と同じこと。

でも具体的に光合成をどうやって制御するかは、書いてません。

⑤も気になります。

グリーンカットが効果がないアオコをたくさん生み出してしまったら、

それはより困ってしまう。

  

試行錯誤をしていきましょう。

グリーンカットがダメなら、有効なタニシを使う作戦。

それがダメだったら、高合成をさせない発想で、

寒冷紗(かんれいしゃ)を使って、日差しを弱める作戦。

それらを試してみたいですね。

 


  

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