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2020年10月 4日 (日)

「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」/撮影前後を想像する

   

今日は令和2年10月4日。

  

前記事に引き続き、

「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」

(庭田杏珠・渡邉英徳著/光文社新書)より。

  

  

Epson487

1942年2月15日 無条件降伏の白旗とイギリス国旗を掲げ、

日本軍陣営に来たシンガポール防衛のイギリス・マレー軍総司令官

のパーシバル中将(右端)ら。朝日新聞社提供。

  

この写真の人物は生き生きと写っており、

この写真の撮影後も行進を続けている様子が目に浮かびます。

降伏の調印がなされ、イギリス兵は捕虜として収容されたことでしょう。

撮影後を想像してしまいました。

  

  

Epson486  

1944年 フィリピンでくつろぐ「勤皇隊」隊員たち。右から

片野茂伍長、加藤和三郎伍長、増田良次伍長、大村秀一伍長、入

江直澄伍長、白岩二郎伍長。勤皇隊は12月7日、フィリピン・

オルモック湾で特攻を敢行した(加藤氏は10日にレイテ湾で特

攻)。朝日新聞社提供。

  

表情がわかる写真です。

真面目そうな笑い、お調子者のような笑いなど、

それぞれの人の性格がわかる表情です。

どのような生き方をしてきたのか想像したくなります。

そして同じような人が身近にいるよなと感じます。

でもこの人たちは、撮影後、特攻で命を失っています。

撮影後を想像したくない写真です。

 

  

  

カラー化は効果的だと思います。

白黒写真より、現実に近づくのだと思います。

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