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2025年5月 2日 (金)

揺れる新緑/苦手な草木アカメガシワの驚くべき知恵

   

今日は令和7年5月2日。

  

最近、奥三河に行くことが多いです。

明日も行く予定です。

前回行ったのが、4月29日。

設楽町と豊田市の足助町を往復しました。

  

この日の山道では、素晴らしい景色を見ることができました。

好天であり、風があったので、

山道の両側にある新緑が揺れて、キラキラ輝いていました。

いいなあと思いました

「揺れる新緑」

幸せになれたドライブでした。

  

そんな中、どうも気に入らない草木がありました。

これです。

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どうもこの草木のイメージが、私には良くないのです。

キラキラ輝いている新緑の中で、

新緑っぽくない。新しい葉は赤なんです。

とてもキラキラ輝かない質感。

形状も良くない。枝を伸ばして、その先でちょぼちょぼ咲く。

イメージを悪くしているのは、以上のことだけでなく、

普段の生活でもあります。

道端に、この草木がやたらと目立つようになってきたと

感じるのです。

赤信号で止まると、アスファルトの隙間から生長して、

1メートルほどに成長しているのを、最近やたらと見ます。

その容赦無く成長する姿が悪いイメージを私に与えます。

今に他の草木を凌駕して、この草木に取り囲まれるかと

思えてしまうのです。

  

この草木の名前を調べました。

「アカメガシワ」

以前、アカメガシワの花を2回記事にしていました。

でも花も私には苦手な形状です。

困ったものです。

私はアカメガシワには、生理的に合わないのかもしれません。

  

ただ、検索窓に「アカメガシワ」を打つと、検索候補のトップに

「アカメガシワ 駆除」が出てきます。

やはり、アスファルトの隙間からでさえ、育ってしまうアカメガシワは、

駆除すべき草木となっているようです。

 

何回も申し訳ないけど、見かけが悪い草木なんです。

でもね、アカメガシワを調べていくと、

すごい知恵を持っている草木だとわかりました。

  

岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科 アカメガシワ

このサイトにも書いてありました。

  

アカメガシワの葉には、蜜腺があり、よくアリが吸蜜に来訪している。

葉の基部には、一対の明瞭な蜜腺があり、これが最も多量の蜜を分泌

しているようである。若木やシュートでは、これ以外に葉の縁にも点

々と蜜腺があり、特に雨上がりの夕方などには多数のアリが吸蜜に来

訪しているのを観察することができる。このような、花以外の蜜腺を

花外蜜腺といい、アリが来訪してパトロールすることによって、ガの

幼虫などから食害されることを防いでいると考えられている。

  

写真も転載。  

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葉っぱのこんな場所に蜜腺があって、

アリがいたんじゃあ、芋虫毛虫シャクトリムシは近寄れません。

何と賢い草木なんだ。

  

現任校の校舎の裏手にも、アカメガシワがあったので、

4月30日に調べてみました。

(蜜腺が)あった!そして(アリが)おった!

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いやあ、草木は予想を超えるものを持っています。

駆除が叫ばれている草木ですが、  






  

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