20200813報告① 特別支援学級の子どもーー「困った子」「できなくても仕方がない子」になっていないか?
今日は令和2年8月14日。
昨日は貴重な体験をしました。
1年前には横浜市まで出向いて参加した井上賞子先生のセミナーを、
今年は自宅でオンライン(Zoom)で参加しました。
※ここでも道草 20190809報告1 これぞ”特別支援” 井上賞子先生
井上先生は島根県の自宅からでした。
午前10時から午後4時30分まで。
いい勉強ができました。
オンラインでもできてしまうのですね。
セミナーの中で、忘れたくないことを書き留めておきたいです。
〇「命」を「合卩」と書いて、違っていることに気がつかない子ども。
→漢字の中のパーツをしっかり見てしまい、
全体のバランスに気が回らない。 ※なるほど、そう見るのか。
〇子どもが何に困っているか(現象)
↓
なぜそうした困難が生じるのか(困難の背景の予想)
↓
どんな支援が必要か(手立て 方法 含教具)
あるものは探す なければ作る!
〇方法はそのままで、量を増やして解決しようとすると・・・
「できない」「だめだ」を追体験
苦しさと無力感
意欲の低下 悪循環
〇学ぶ機会を失わせない
Aができない Aができるように繰り返すだけでは意欲減退
自己評価の低下
Aが困難でも、Aの学習を補いつつもBの学習をする。
新しい学習機会が得られ、Aの学習も進む。
※中学校の学習でも、復習だけでなく、新しい学習を加え、
「わかった」「なるほど」「初めて知った」「できた」を
生徒に言わせたい。
〇その子にあった手立てが見つかると、支援者も支えることになる。
「がんばれる方法があったんだ」
「ここが苦手だからできなかったんだね」
「今までここが困っていたんだね」
「他の場面でも考えてみよう」
〇板書を見ながら書き写す作業・・・
もう一度自分の中を知識が通ること。やるべきこと。
〇特別支援学級の子どもーーー
「困った子」「できなくても仕方がない子」になっていないか?
※ドキッ。そう思って逃げるときは確かにある。
常に自問し続けないといけないと思う。
井上先生は、特別支援を必要とする子どもを、
その子に合った学習の方法を見つけてあげて、
何人もひとり立ちさせています。
ここで一度キリにします。
つづく
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