1770年の一揆禁止令が、現代にも影響している?
今日は令和2年1月8日。
アメリカとイランの緊迫した情勢が続いています。
そのような時に、アメリカ大使館の前に行って、
「戦争をするな」と訴えに行った人たちがいることを
新聞で知りました。
こうやって行動に移せる人はすごいなあと思います。
こういう政治的な行動が、日本人は苦手だと、
確か「英雄たちの選択」で言っていたことを思いだしました。
昨年、2月28日に放映された「英雄たちの選択 大原騒動
1万人が決起した百姓一揆」を再び見ました。
現在の岐阜県高山市で、江戸時代に19年にわたって、
代官に対して農民が起こした3つの一揆のことを
まとめて大原騒動を言います。
そのことを扱った番組ですが、
ここで今の日本人の行動に影響を与えているという
出来事が紹介されました。
その部分のみ、読み物化します。
その際、再びこのサイトを利用させていただきます。
明和7年(1770年)に全国の村々に、
一揆を禁止する高札が立てられました。
次の3つのことをやってはいけないと
書かれていました。
「徒党」(大勢で申し合わせる行為)
「強訴」(徒党のうえで強いて願い事を企てる行為)
「逃散」(村を立ち退く行為)
この禁止令がよく効いたためか、
今の日本人に影響していると言うのです。
宮崎哲弥さんの発言。
今 憲法21条でちゃんと集会結社の自由というのは
認められてるんだけれども、どうも 私たちの政治感覚に
定着していないっていうのはあると(思います)。
中野信子さんの発言。
その文脈っていうのは、今にも脈々と受け継がれていて、
集会が禁じられているわけではないけれども
何か こう(政治)運動をしている人に対するある種の視線とか
ちょっと政府に対して、やや反発心のある人たちに対する
一定の(偏った?)見方というのがあると思います。
それは その系譜と考えられます。
( )内は私が勝手に補足しました。
お上に逆らってはいけない、
集団で文句を言ってはいけないという雰囲気が、
残っているというのです。
確かにそう感じます。
しかし、大原騒動のように、命をかけて訴えることをしたのも
日本人です。
中野信子さんはこうも言っています。
面白いことにですね、日本人は我慢する人たちだというふうに
思われていると思うんですけれども、
意外にも、仕返しの気持ちが、かなり強い国民だということが
脳科学的には言えます。
セロトニンをうまく使えないタイプなんですけど、
日本人は そのうまく使えないタイプの人が
97%ぐらいいるんですね。
97%となると、ほとんどですね。
日本人は、我慢できないんです。
桜を見る会に関する問題は、絶対おかしいと思うし、
戦争なんてやっている場合ではないと思うし、
学校も、もっと楽しくあるべきだと思います。
思ったことは表現しないと、身体に悪いです。
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