「読書する人だけが・・」④ 「どっぷり」の後に「少し離れたところから」
今日は令和元年12月18日。
前投稿に引き続き、
「読書する人だけがたどり着ける場所」
(齋藤孝著/SB新書)より引用します。
言葉にはパワーがあります。本を読んでぐっときたらその言葉
を自分だけの名言としてとっておく。「マイ名言」は人生のさ
まざまな局面で助けになります。だから、そんな「マイ名言」
を見つけるつもりで本を読むのもいいでしょう。「これは」と
いう言葉を見つけたら、声に出して読んだり手帳に書き込んだ
りして、しっかり自分のものにしてください。
(136~137p)
これは同僚の先生で実践されている方がいます。
大量の「マイ名言」を保管しています。
場合によっては「批判的に読む」ことも必要でしょう。
ただ注意したいのは、何でも批判的に、ナナメに読めば思考力
が深まるわけではないということです。著者の思考、世界観に
いったんはそのまま受け入れるほうが得るものは大きいはずで
す。
「どっぷり読書」も、それはそれでいいものです。その世界に
どっぷりはまることで、思考が深まる面もあります。そのうえ
で批判的に読む。ちょっと離れたところから見るような感じで
す。この視点は、さまざまな本を読んでいるうちに自然と身に
つくものでもあります。
(178p)
私はまずは「どっぷり読書」になります。
よかったと思いながら、レビューを見たりました。
そうするとこんなレビューに出合います。
本の内容は、読書法としてみれば素晴らしいです。
推薦される読むべき本も読みたいと思いました。
しかし、タイトルに大きな期待して、
購入した私でしたが、”読書をする人だけがたどり着ける場所”とは
何かの記述はありませんでした。
おそらく読書を続けることでたどり着く境地のことを
言っているのだと思いますが、そのあたりの記述が一切ないです。
この本の内容なら別のタイトルが適切と思います。
タイトルにひかれて購入すると期待はずれに終わると思います。
なるほどです。
こういう見方もあるのかと思ってレビューを読みました。
「たどり着ける場所」は確かに明確ではありません。
前記事に書いたように、レビューを読むことはいいですね。
でもこの本の最大の収穫は、テーマについて知りたかったら、
5冊読むということ。(前記事)
うへへへ、話題にしていただいて光栄・恐縮です!
実際に斎藤先生にはあの名言集の一部を見ていただいて、「おもしろいことやってるなア!」と大笑いしていただきましたf(^ー^;
明大在学中は斎藤孝一期生でしたし、なんのかんので影響は受けているんでしょうね。
投稿: かとうひろや | 2019年12月20日 (金) 21:31
話題にしちゃいましたよ。
ひろや先生の場合は、
マイ名言にとどまっていないよね。
名言が流布されている。
そうか齋藤孝先生一期生だったんだ。
(以前も聞いたかもしれないけど)
いいきっかけをもらったので、メールします。
投稿: いっぱい道草 | 2019年12月21日 (土) 04:29