クイズ番組によって正しい日本語が保たれている!?
今日は令和元年11月1日。
10月29日のNHK「ニュースウォッチ9」で、
印象に残ったニュースがありました。
この2つのサイトが、ニュースの要点をまとめてありました。
ありがたい。引用します。
日本語を正しく使えているか?。
問題「どちらの意味だと思う?“憮然”。
1:失望してぼんやりしている様子、
2、腹を立てている様子」。
文化庁の世論調査によると半分以上の
56.7%が誤って使っていることが判明。
正解「1」。
「声に出して読みたい日本語」の著者・
明治大学文学部・齋藤孝教授が解説。
「御の字」について、文化庁の調査では約半分の人が
「一応納得できる」という意味だと捉えていた。
斎藤教授は「ありがたいという意味」と解説。
「砂をかむよう」について文化庁の調査では
56.9%の人が「悔しくてたまらない様子」と回答。
齋藤教授は「無味乾燥でつまらないという意味」と解説。
斎藤教授によると「多くの人が誤って使った結果、
市民権を得ようとしていることばもある」という。
その一つが「話のさわり」などに使われる「さわり」。
話などの要点のことという意味だが、
11年前の調査では、正しい意味で使っている人は35%余。
半分以上が話などの最初の部分のことと答えていた。
齋藤教授によると
「慣用句は一度誤って使われると修正するのは難しい」という。
若い世代ほど、正しい意味を知っている割合が高かったことばもあった。
「憮然」は、60代以上で正しい意味を答えた人は2割以下。
16歳~19歳では約7割に上った(文化庁調べ)。
明治大学文学部・齋藤孝教授は
「漢字の成り立ちについての知識がいきわたってきた」と語った。
「憮然」は、過去の調査と比較すると全世代を通して
正しく使われている割合が高くなっていた。
齋藤教授は「日本語関連のクイズ番組がものすごく増えた。
そこで鍛えられてきている」と話した。
ことば使いが変化していくことを私たちはどう受け止めればいいのか。
日本語学者・杏林大学・金田一秀穂特任教授は
「放送関係者、政治家は、言葉の本来の意味を知っている方がよい。
日常生活で使っている人たちは、
互いが気持ちよく会話できることが大切。
優しい言葉で、身に合った言葉を使うのが今の時代」と話した。
齋藤教授がこの20年で、クイズ番組が増えたことで、
正しい日本語がぎりぎり保たれているような発言をしました。
乱立しているクイズ番組ですが、
勉強になります。
最近だと「擽る(くすぐる)」「兀兀(こつこつ)」を知って
大喜びをしました。
受験などをしない身でも、知的に楽しめるのはいいことですね。
コメント