おいしい焼き鳥学その4/なぜネギが選ばれたのか?ネギの葉の表は?
今日は令和元年10月4日。
前投稿に引き続き、9月14日放映の「二代目 和風総本家
おいしい焼き鳥学」より。
再び私の苦手なネギの話。
なぜ焼き鳥にはさむ野菜にネギが選ばれたかです。
江戸時代に焼き鳥が誕生した時に、
どの野菜を使うか見まわした時に、
根菜類が考えられました。
イモ、レンコン、ニンジンなど。
ただこれらの根菜類は、皮をむく手間が必要です。
そして皮をむくと劣化が早いです。
ネギは違います。
ネギは腐りにくく、切るだけだし、さらに肉の臭みも取ります。
さらにさらに串にさしやすい。
焼き鳥にとって完璧な野菜なのです。
ちなみに、豆知識を教えてくれた鳥繁では、
トマト、銀杏(ぎんなん)、ししとう、アスパラ、しいたけが
串に刺されメニューとしてありました。
どれもおいしそうでした。
苦手なネギについて、以前読んだ本に書いてあったことを
書き留めておきます。少々焼き鳥ネタから脱線です。
植物の葉には表裏があり、茎に向かっている方が表です。
ネギの緑色の部分も白色の部分も葉です。
ネギには茎がなく、葉が筒状になっています。
どちらが表?裏?
「緑の雑学事典」(北嶋廣敏著/グラフ社)には
次のように書いてありました。引用します。
ネギの葉には白い部分(葉鞘部/ようしょうぶ)と
緑色の部分(葉身部/ようしんぶ)があり、
一般には白い部分は白根(しらね)、
緑の部分は葉と呼ばれている。
(20p)
ややこしい!
ネギの葉はなかが空洞で筒状(管状)になっている。
いったいどちら側が表なのか。
(中略)
ネギの筒状の葉の内側はぬるぬるしている。
そのぬるぬるしている側が表である。
つまり、ネギの葉は裏側だけを見せているわけである。
(20p)
苦手なネギで、触ることも避けてきましたが、
葉の表のぬるぬる・・やっぱり苦手ですが、
一度確認してみようかなと思います。
「これがネギの葉の表なんだ」と確認しながら。
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