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2019年9月 6日 (金)

お米の使い道 「ぬか床」の乳酸菌はどこから?/「科捜研の女」にぬか漬け登場

 

今日は令和元年9月6日。

  

前記事の続きの内容。

「ぬか床」は乳酸菌に満たされると言います。

その乳酸菌はどこから来るのかと疑問に思いました。

調べました。

このサイトが勉強になりました。

あなたの知らないヨーグルトの世界 ぬか漬けの乳酸菌の量!その乳酸菌はどこから来るの?

 

興味深い文章を引用します。

 

米のぬかの部分には、自然界に生息する植物性乳酸菌が

存在しています。ぬか漬けの乳酸菌は米ぬかから

来ているのです!しかし、最初から乳酸菌豊富なぬか床に

なるわけではありません。仕込みたてぬか床で最初に

増殖するのは同じく米ぬかなどに付着している大腸菌です!

大腸菌がたくさんいると聞くと、食べたらお腹を

壊すんじゃないかと思うかもしれませんが、

食中毒を引き起こすのは、O-157のような一部の

病原性大腸菌だけなので、食べてもお腹を壊すことはありません。

やがて時間が経つと、段々と乳酸菌が増えてどんどん

乳酸を作り出します。そして、ぬか床はだんだん酸性になると、

酸性では生きていけない大腸菌は、だんだん減ってきて、

ぬか床の中は乳酸菌で満たされます

ここまでに約1ヶ月かかります。

更に、ぬか床に様々な野菜を漬け込んでいると、野菜の表面に

ついた他の乳酸菌酵母菌などがぬか床に混ざり、

様々な乳酸菌や酵母菌がたくさん存在する豊かな

ぬか床になっていきます。ここまでになるのは、

ぬか床を仕込んでから2ヵ月後くらいです。

本当に美味しくて健康的なぬか漬けになるまでには、

2ヵ月の辛抱が必要なのです。

  

  

ねえ、面白いことが書いてあるでしょ。

  

 

8月29日放映のドラマ「科捜研の女」は、

何と!ぬか漬けがしっかり関わる内容でした。

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“ぬか漬けの女神”として有名な料理研究家・森本雪絵(森口瑤子)が、

榊マリコ(沢口靖子)と蒲原勇樹(石井一彰)に、

自分が漬けたぬか漬けをご馳走するシーンの聞き書き。

  

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蒲原:ん!うまい!

榊:本当!

蒲原:ぬか漬けって、こんなおいしいもんでしたっけ。

森本:刑事さん、ぬか漬けって、一口に言うけど、

  この世の中に、ただのぬか漬けなんてないのよ。

蒲原:どういう意味ですか。

森本:ぬか床は、同じ材料、同じ工程で作っても、

  みんな違う味になるから。

榊:そうか、ぬか漬けは発酵食だから。

森本:野菜や家、土地に付いた微生物や

  何よりも毎日かき混ぜるこの人の手に付いた

  微生物の種類によって、全く違うものに変化していくの。

榊:ということは、ぬか漬けで個人が特定できる。 

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閃(ひらめ)いた榊マリコは、科捜研のメンバーと

容疑者たちの漬けたぬか床のぬかの成分分析を始めます。

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そして、手に付いていた菌(常在菌と表現してしました)によって

真犯人を割り出しました。

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「科捜研の女」の魅力は、ちょっとした知識が、

事件解決のキーになるところですね。

知識を楽しんでいる雰囲気があります。

知的なドラマなのです。

それがスムーズに見ることができる時と、

ちょっと出来すぎていると見えてしまう時がありますが・・・・。

この回はよかったですよ。

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