② 戦車が次々にわき出すヨーロッパ
今日は令和元年5月14日。
前投稿の続きです。
4月28日放映の
大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~ 16 ベルリンの壁」より。
次の3点について。
① オリンピックシンボルマークの誕生
かの有名な「五輪の輪」
② 戦車が次々にわき出すヨーロッパ
③ サラエボ事件の記事を読んだ日本人の反応
今回は②について。
戦車が次から次に出てくる映像は、驚きでした。
戦争に関する映像で不謹慎ですが、楽しくなる映像でした。
この映像に関しては、いいなと思いましたが、
気になったことがありました。
サラエボに穴が開いて、次から次に戦車が出てきますが、
実はサラエボ事件があった1914年には、
まだ戦車は発明されていませんでした。
第1次世界大戦が始まって、塹壕戦が行われるようになり、
戦場は膠着状態となりました。
その状態打破のために造られたのが、戦車でした。
最初の戦車はイギリスが開発した「マークⅠ」です。
「マークⅠ」は「映像の世紀」(NHK)で見て
しっかり印象に残っています。
このサイトによると、戦場に戦車「マークⅠ」が初めて登場したのは、
1916年9月だそうです。
その他、引用します。
イギリスは鉄条網を破壊でき、塹壕を越えられ、
機関銃からの攻撃に耐えられる新兵器を欲していました。
この新兵器を実現したものが戦車です。
戦車の実態を悟られないよう、
開発中の戦車を水を輸送するための「タンク」と呼んだことから
英語で戦車を意味する「タンク」という言葉は広まりました。
最初に生まれた戦車は「マークI」です。
この戦車の重量は28トンで、装甲は 12 mm しかなく、
最高速度は 6 km/h しか出ませんでした。
7.62 mm 機関銃4機または6ポンド砲2門装備していました。
実際に戦闘に投入された マークI は50両のみでした。
戦車が「タンク」と呼ばれる理由が
ここにありました。
辞書にもそのことが書いてありました。
でも戦車や穴から次々に出てくる映像は、
インパクトが強かったです。生徒に見せたいです。
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