「リチウムの池」その1/リチウムの濃度が高くなると黄色になる
今日は1月10日
昨年5月19日に放映された番組「アーススキャナー
宙(そら)からわかる奇景」のことは以前記事にしました。
※ここでも道草2回目の「アーススキャナー」もよかった/グーグルアースで追体験(2018年5月21日投稿)
チリにある青やら黄色の池が紹介されていました。
今一度、グーグルアースで迫ってみます。
23°30'34.83"S 68°21'30.12"W
この数字を打ち込みました↑
これは地元の人が「リチウムの池」と読んでいる場所でした。
その実態は?
社会科地理の南アメリカの「レアメタル」の勉強で、
この番組が利用できました。
この番組を読み物化しておこうと思います。
地上から見た「リチウムの池」です。↓
外国の取材クルーが、2年ほど前に取材した映像だそうです。
数百メートル四方の池が何百枚も並んでいます。
この地域は「アタカマ塩湖」と呼ばれる地域です。↓
湖ですが、表面にはほとんど水がなく、
その混じった砂があるだけです。↓
ところが地下には、リチウムを多く含む塩水の層があります。
その塩水を、ポンプでくみ上げて、リチウムの池を作っていました。
ここから池まで、塩水がパイプで運ばれています。
砂漠の強烈な太陽に照らされて、
「リチウムの池」の水分は次々に蒸発していきます。
その結果、溶けているリチウムの濃度が高くなります。
リチウム濃度が高くなると、「リチウムの池」の色が変化します。
青が黄色になるのです。
つづく。
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