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2019年1月10日 (木)

「リチウムの池」その1/リチウムの濃度が高くなると黄色になる

今日は1月10日

  

昨年5月19日に放映された番組「アーススキャナー

宙(そら)からわかる奇景」のことは以前記事にしました。

ここでも道草2回目の「アーススキャナー」もよかった/グーグルアースで追体験(2018年5月21日投稿) 

チリにある青やら黄色の池が紹介されていました。

今一度、グーグルアースで迫ってみます。

23°30'34.83"S  68°21'30.12"W

この数字を打ち込みました↑

グーグルアース

Photo


これは地元の人が「リチウムの池」と読んでいる場所でした。

その実態は?

社会科地理の南アメリカの「レアメタル」の勉強で、

この番組が利用できました。

この番組を読み物化しておこうと思います。

 

地上から見た「リチウムの池」です。↓

外国の取材クルーが、2年ほど前に取材した映像だそうです。

Rimg1391  

Rimg1392

Rimg1393

Rimg1394  

数百メートル四方の池が何百枚も並んでいます。

 

この地域は「アタカマ塩湖」と呼ばれる地域です。↓

Rimg1395  

湖ですが、表面にはほとんど水がなく、

その混じった砂があるだけです。↓

Rimg1396  

ところが地下には、リチウムを多く含む塩水の層があります。

Rimg1397  

その塩水を、ポンプでくみ上げて、リチウムの池を作っていました。

Rimg1400

  

地下から塩水をくみ上げているポンプ(井戸)。↓Rimg1402 

ここから池まで、塩水がパイプで運ばれています。

  

  

砂漠の強烈な太陽に照らされて、

「リチウムの池」の水分は次々に蒸発していきます。

その結果、溶けているリチウムの濃度が高くなります。

  

リチウム濃度が高くなると、「リチウムの池」の色が変化します。

青が黄色になるのです。

Rimg1403_2

 

つづく。

 

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