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2019年1月11日 (金)

「リチウムの池」その2/日本はリチウムをチリから多く輸入している

  

今日は1月11日。

  

前投稿に引き続き、昨年5月19日に放映された番組

アーススキャナー宙(そら)からわかる奇景」の

読み物化をしていきます。

  

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最初↑、塩水1リットルに対して2cc程だったリチウムですが、

太陽の光による水分の蒸発によって、

塩水1リットルに対して60cc(30倍!)程になります。↓

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こうなるのに、およそ10ヶ月。

  

水は濃い黄色になり、

含まれていた塩分は白く結晶化されます。↓

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しかし、リチウムは水に溶け込んだままです。↓

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↑この黄色い液体は、言わばリチウム入りのジュースです。

  

  

このジュースを加工工場に運び、

化学的に処理してできあがるのが、

炭酸リチウムという物質。↓

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これを原料にして、リチウムイオンバッテリーが作られます。

  

輸出先は、日本をはじめ世界各地。

  

  

世界のリチウムの生産高のグラフを示してくれました。

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今回の産地はチリ。

世界の33%を占めます。

そのうちのほとんどが、アタカマ塩湖のリチウム池の生産。

そして日本が輸入しているリチウムはチリからの輸入。

つまり日本製のリチウムを使ったバッテリーは、

今回見た番組で紹介されたリチウムが入っているということです。

  

  

次は過去の衛星写真によって、

アタカマ塩湖のリチウムの池が

どのように増えてきたかを示します。

  

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↑ これが現在の様子。

 

1980年代まで、遡ります。↓

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↑ ひとつ池がありますが、それは農業用のカリウムを

 生産するための池だそうです。

  

1990年代になって、リチウムの池が誕生します。↓

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リチウムが携帯電話やノートパソコンのバッテリーに

使われるのに合わせて、池が広がってきました。

  

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スマートフォンが世界中に普及し、さらには電気自動車の登場で

ますます需要が高まるリチウム。池は年々増えています。

  

番組では、この後、「リチウムの池」が近隣住民に及ぼす、

悪影響についても紹介していますが、ここでは割愛。

 

まだ続く。リチウムのことをもう少し。

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