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2018年10月27日 (土)

2001年「地球に乾杯 巨大湖出現」その5/この番組で授業を行った先輩

 

今日は10月27日。

  

前投稿の続きです。

2001年1月24日放映の

地球に乾杯 巨大湖出現 湖上に生きる人々」に

関連した内容です。

  

かつてこの番組を大学の授業で見せた先生がいたようです。

その方が書いた文章に出合いました。

読書ノート [テレビ番組] 巨大湖出現 --カンボジア、トンレサップ湖

2005年12月の記事です。

共感するところの多い文章です。

  

部分的に引用します。

  

世界を知りたいと思っても、

そうあちこちに自分で行けるわけではない。

人のとってきた映像を見ることは重要である。

 

地理の授業ではこの発想は大事です。

文章でも、写真でもわからないことが、

映像ならわかる・・・と思います。

  

この番組を、地上の水の季節変化の実例として、

授業中に見せたこともあるのだが、

長すぎるので、「各自時間のあるときに見てください」

ということにしたかった。

そういう趣旨で大学のメディアセンター

(視聴覚資料も扱う図書館)に預ってもらった

こともあるのだが、ある年からメディアセンターの

方針が変わってできなくなった。

法律的に、メディアセンターに置くことを

授業の延長として扱うことはむずかしく、

図書館資料として公開する場合と同様に

判断することになったらしい。

この件ではおっくうになってしまって

NHKに問い合わせていないのだが、

ぜひ必要と考えた場合には図書館に置くことへの

承諾をもらう努力をするつもりである。

ビデオ作品として出版されている番組は

図書館資料として受け入れられている。

ドキュメンタリー作品がもっとビデオとして

出版されればよいと思うのだが、

出版されるのはほとんどシリーズ企画

(最近では「新・シルクロード」など)だけで、

シリーズ名はついていても実質的に

単発のドキュメンタリーはほとんどない。

ひとつには採算があやぶまれるため、

もうひとつは放送局が登場人物の肖像権を

尊重しているからにちがいない。

シリーズ企画の場合は、取材と同時に

ビデオにすることまで含めて承諾をもらうが、

単発の場合はビデオ出版を約束するわけにいかず、

あらためて承諾をとろうにも連絡がつきにくい、

承諾をとるだけのための担当者の旅費は確保できない、

ということなのだろう。

しかし、少なくとも今後は、video on demandと

いう方法もとれるのだから、

単発でもビデオを含めて登場人物の承諾をもらうことも

考えてほしいと思う。

また、人でなく自然を主題としたものであれば

(メコンについても、ゾウやイルカや鳥に注目したものもある)、

肖像権の制約はないと思うので、公開を考えてほしいと思う。

  

ここにも映像を使って教えたい方(かた)がいました。

「地球に乾杯 巨大湖出現」が縁で、

このような方の文章に出合えて少々興奮しました。

授業で全部は見せられないから、図書館に置いて、

「時間がある時に見てください」というのは、

わかるなあ。

私も、時間の制約があって、絞って見せています。

   

肖像権の記述は興味深く読みました。

本当に実態はそうなのだろうかあ。

出版された映像は、非常に値段が高い。

限られた番組だけです。

日々多くの優良番組が放映されては

消えていきます。再放送もなく。

   

ビデオ・オン・デマンドという方法もいのですが、

おそらく学級全体が見ることができるようにするのは

できない。

これも著作権のためでしょう。  

 

 

テレビ番組をたくさん使って授業をしたい私にとって、

厄介な事が多い。

  

  

  

通算5940本目の投稿。

あと60本で大台6000本。

今年もあと2か月少々。

つまり1日1本ペースでも6000本だ。

6000本が見えてきました。

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