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2018年7月24日

2018年7月24日 (火)

ポンペイ8/ポンペイの落書きの数は1万点

今日は7月24日。

  

7月18日に引き続き、ポンペイのことを書きます。

古代ポンペイの日常生活

(本村凌二著/講談社学術文庫)より。

  

この本は、ポンペイに残された落書きについて

書かれたものです。

いったいどれくらいの数の落書きが、

ポンペイの遺跡にはあるのでしょう。

その答えは、「エピローグ」に書いてありました。

 

引用します。

  

(前略)一万点以上も残存する落書き。

  

古代に現実の市街地を歩けば,の落書きは

  

もっともっと目についたにちがいない。

  

圧倒的な人びとはひとかけらの文句さえ

  

書くのがおっくうだった。

  

しかし、稀には書くことをいとわぬ時もあり,

  

書くことが好きな人もいた。

  

さらには書くことを職業とする人もいた。

  

そうした人びとが残した落書きだけでも

  

街なかの壁はあふれていただろう。

  

なんと多くの落潛きで壁が埋めつくされていることか!

  

再び次のような落書きが人目をひく。

 

「おお壁よ! こんなにも多くの落書き人の愚行に

  

力をかしたことによって

  

お前はくずれ去ってしまわないのだろうか。」

 

この落書きの詩句は、ポンペイの市街地のなかだけでも

  

四回繰り返されている。

 

れらの筆跡を調べてみると、それぞれ異なっており、

 

四者とも別人の手で書かれている。

  

そこからこの詩句が人びとに

  

よく知られたものであったことがわかる。

  

この詩句は哀調を帯び、悲歌のごとく口の端にのぼった。

  

それは広い地域で知られた格言であったかもしれない。

  

そして、古代ローマの町々を旅すれば,

  

各地で繰り返されていたかもしれない。

  

実際、それらの壁は、嘆きの詩句のように、

 

すべて崩れ去ってしまった。

  

しかし,ただポンペイにのみ壁は残り,落潜きも残った。

 

それらの落潜きを今われわれは悲嘆ではなく、

  

賛嘆の声をあげてながめるのである。

  

(301~302p)

 

落書きの数は1万点。

そして何より、ポンペイ以外では、

それらの落書きは消えてなくなってしまっているのですが、

ポンペイには残っている。

普通は消えるよね。

太陽光線によって、色あせて消えていく。

古い建物の壁は壊されて新しいものに交換される。

それが普通です。

だから普通は残らない落書き。

ポンペイの1万点は、

やはり驚嘆の声をあげてながめてしまうのでしょう。

  

  

しかし、ポンペイで発見された落書きにも、

消えていく運命があるようです。

  

「あとがき」から引用します。

  

1980年の早春、私は初めてポンペイの遺跡を訪れた。

古代の町並みがそっくりそのまま残る広大な遺跡。

そのなかでことさら目をひいたのが

街路の壁に書かれた落書きだった。

今日では光や大気にさらされてもはや目立たなくなっている。

なかには日光を避けてカーテンで匿われた箇所もある。

うっすらとかすれて判読しにくくなっているが、

そこにはまぎれもなく古代の民衆の肉声があった。

(303p)

  

それはもったいない話です。

色あせないように、どうにかならないのでしょうか。

でも、この本の著者のような研究者が、

しっかり記録していることでしょう。

  

つづく。

「南極 氷の下のタイムカプセル」その2.シアノバクテリアが葉緑体になった?

今日は7月24日。

  

前投稿に引き続き、7月12日放映の

南極 氷の下のタイムカプセル」(NHKBSプレミアム)より。

  

番組のラスト付近を聞き書きします。

  

Rimg3170  

ナレーター:(前略)こうしてシアノバクテリアは、

  世界中に拡がったと推測されます。

  オーストラリア西部にあるシャーク湾です。

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  岩のように見えるのは「ストロマトライト」と呼ばれる

  シアノバクテリアと泥が固まってできた塊です。

  表面では、シアノバクテリアが光合成を行っています。

  地球の海はかつてこのような光景が広がり、

  大量の酸素を排出していたのです。

  

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デール・アンダーセン博士:シアノバクテリアは、

  とても小さな生き物ですが、長い時間をかけて、

  地球の大気に大量の酸素を供給し、

  地球環境を変えました。

  シアノバクテリアの誕生は、まさに地球の歴史の

  大きな転換点だったのです。

ナレーター:それだけではありません。

  シアノバクテリアは驚異的な進化を遂げます。

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  生物の細胞の中に入り、植物などの葉緑体になったと

  考えらえています。

  つまり、酸素を作り出す森は、

  シアノバクテリアが究極の進化を遂げた姿なのです。

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シアノバクテリアが葉緑体になった!

本当? 目から鱗の内容でした。

  

この番組での収穫は、

シアノバクテリアを知ったこと。

すごいぞ、シアノバクテリア! 

「南極 氷の下のタイムカプセル」その1.光合成で酸素をつくるシアノバクテリア

今日は7月24日。

  

今年の夏休み。いつも以上に頑張りたいのは、

テレビ番組をたくさん見て教材研究をすること。

この30年ほど、その思いは継続してきましたが、

中学校に勤務したことで、授業でテレビ番組を見せることが

増えたことで、さらに力を入れたいと思うようになりました。

  

①「ザ・テレビジョン」or「TVガイド」で番組チェックをする。

② 録画する。

③ 録画した番組をBD-Rにダビングする。

④ エクセルに番組名をうちこんで、検索できるようにする。

⑤ 大事な場面は写真撮影したり、聞き書きしたり、

  自分でも調べ物をしたりする。

⑥ ⑤のことを、このブログにまとめて読み物化する。

ここでも道草 みんなでテレビ番組を読み物に変換することができるといい(2018年1月8日投稿)

 

この流れです。

これが本当に授業に有効なのか?という声も

自分の中にもあります。

しかし、ずっとやってきたことであるし、

きっといい方向に行くと信じて継続していきたい。 

こういう夢中になれる私らしい流れを所有できていることを

幸運と思いたい。

1日24時間は誰にも与えられた時間。

それを何に多く時間を費やすかで、その人らしさが出てきます。

私はこの流れです。

  

  

実践。

7月12日放映の「南極 氷の下のタイムカプセル」(NHKBSプレミアム)より。

 

この番組は、2月24日に放映されたようで、再放送でした。

次のサイトが、参考になりました。

私の備忘録(小説・映画・TVレビュー) 「南極」 氷の下のタイムカプセル   BSプレミアム 2/24放送

  

科学者たちが、南極に出向いて、厚い氷に覆われた

アンターセー湖にドリルで穴をあけ、湖底を探るドキュメンタリー。

湖底には、植物も魚もいない。

太陽光線も5%ほどしか届かない。

35億年前の地球の状態が保存されている場所らしい。

専門のダイバーがいるのかと思ったら、

科学者本人が潜りだしたのでビックリ。

NHKのカメラマンも高画質のカメラをもって潜水。

再びビックリ。おかげさまで、家に居ながらにして、

素晴らしい映像を見ることができました。

 

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湖底には、こぶのようなふくらみがあったり、

針状のものが生えている場所もありました。

針状のものの先から糸のようなものが出ていて、

他の針状のものの先につながっていました。

網目状になっている場所もありました。

これらのものは、バクテリアの集合体でした。

バクテリアの名前は、シアノバクテリアです。

  

シアノバクテリアは、地球上で初めて光合成を行ったとされる

生き物だそうです。

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↑これがシアノバクテリア。

種類によって、集合体が作る形も変わってくるそうです。

  

かつて地球には酸素がありませんでした。

シアノバクテリアが光合成によって酸素を作り出し、

その酸素が地球を覆っていきました。

20数億年前に、地球では急激に酸素が増えた時がありました。

大酸化事変」と言うそうです。

シアノバクテリアが大きくかかわりました。

シアノバクテリアが生み出した酸素の気泡です↓

Rimg3181

次のサイトにこう書いてありました。

太古の記憶 22億年前、地球に最初に溢れ出した酸素が生命を高度に進化させた(大酸化事変)  

 

当時の海に溢れ出した酸素は、酸化鉄を生み出すのと他に、

生命に劇的な進化をもたらしました。

まず、その大きさが飛躍的に拡大されました。

それまでの生物の全長を100倍から

1000倍程度に大きくさせたのです。

人間では考えられないようなスケールでの進化が起こりました。

彼らは真核生物と呼ばれています。

真核生物は体のしくみをより複雑で高度なものにしました。

その実体は植物、および動物の原型となる"細胞"です。

細胞のなかに酸素を代謝する器官を取り込んだもの(動物細胞)、

またはその中に光合成を行うための器官(植物細胞)をもつものが

誕生していきました。

  

  

面白いです。

動物細胞と植物細胞の誕生は、

好奇心をくすぐります。

 

つづく。

  

 

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