浜松に行ってきました その2/犬くぐり道
今日は1月24日。
前投稿の続きで、1月21日に浜松に行った時のことを書きます。
今回行くことにしたきっかけは、この「直虎紀行」です↓
※ここでも道草 「直虎紀行」/堀川城跡 山村修理の辞世の句(2018年1月21日投稿)
「直虎紀行」で紹介された場所を中心に見てきました。
自動車を駐車したのは、「浜松市姫街道と銅鐸の歴史民俗資料館」の
駐車場です。
ずっと以前、姫街道ついて調べていた時に、
ここに来たことがありました。
その時には、気賀の中で、この資料館しか見ていませんでしたが、
今回は資料館ではなく、その周辺を探索しました。
駐車場のすぐ近くに「犬くぐり道」の説明板がありました。
事前の調べで、このことは知っていたので、さっそく見に行きました。
説明板の文章です。
犬くぐり道
気賀関所を通行するためには、この町の人々でさえ
通行手形が必要でした。
しかも、夕方六時には門が閉められ、
朝は六時にならないと開けられなかったため、
大変不便でした。
そこで犬くぐりと呼ばれる抜け道が作られ、
犬が通る道として黙認されたのだそうです。
この道は、正明寺の付近から気賀の町並みの
北側の山の裾を通り、東は清水の北のはずれまで通じていました。
犬くぐりは正明寺の境内にありました。
むしろを垂らした門があり、
犬ならばくぐることができるけれども
人は立ったまま通ることができないので、
むしろの下をくぐって通ったそうです。
(参考・・白柳秀湖「関所のぬけ道」)
細江町教育委員会 細江町観光協会
面白い道です。
次のサイトが参考になりました。
どうやらこのサイトの方も、今年になって出かけて行ったようです。
説明板にはない話が載っていました。
引用します。
話では、 関所があまりにも融通が利かなかったため、
そこに住む村人たちが殿様にお願いしにいったところ、
法令には逆らえないが・・・、、 粗末な道に粗末なむしろで、
この犬くぐりを作って 「犬なら通っていいぞ」 と言ったそうです。
村人たちはこれを殿様の慈悲と受け取ったそうです。
日々の暮らしに問題ない範囲として、妥協点とも言えるのですが、
あまりにもひどいような気がします。
この犬くぐり道、 使用するのは殆ど村人たちだけで、
武士はまったく使用しない。 旅人はほとんど使用しない。
もしも旅人が使っているところを見つけたら、
村人たちは旅人を関所破りとして関所に突き出していたそうです。
「あまりにひどい」とは思えませんでした。
知恵のように思えました。
殿様もきっと一生懸命考えたことでしょう。
この地図に「犬くぐり道」の撮影場所が示されています。
この地図は、次のサイトの中の「場所はここ」をクリックしたら出てきた地図です。
(私が「獄門畷」と打ち込みました)
寒い日でした。
晩7時くらいから雪が舞い始め、うっすら積もっていました。
明朝は雪化粧かな? おやすみなさい。
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