本「話し上手 聞き上手」より1・・・肩甲骨を回そう
今日は8月19日。
講演会に参加したことで読み始めた本です。
「話し上手 聞き上手」(齋藤孝著/ちくまプリマー新書)
ここから引用していきます。
引用することで、自分の血や肉になってほしいです。
※ここでも道草 20170728報告1.意識の量/「哲学」は誤訳?(2017年8月3日投稿)
※ここでも道草 20170728報告2.「すごいよすごすぎる」(2017年8月4日投稿)
ところで私の授業では、発表する際は自分のメモを見てはいけないことに
なっています。(聞く側の)残り三人にメモやレジュメを渡してもいいのですが、
発表者はそれを見ません。
メモを見ながら話しているようでは、いつまでも相手に対して説得力はでないからです。
(43p)
そうか見ていると説得力がないのか。なるほど。
質問の質によって、その人の理解力や話に対する積極性を計ることができます。
いい質問をすると、相手の人もどんどん話がしたくなる。
これも話し上手、聞き上手になる技のひとつです。
ですから質問について、常に意識することが、単なる聞いている状態から
脱するための方法です。
話を聞きながら、いつも質問をメモする習慣をつけると、
質問力は上達します。
質問事項をメモする人は少ないので、ぜひみなさんに実践してもらいたいことです。
(44p)
今までこれはやってきた。継続しよう。
ネタ帳を作っておけば、たとえばいま二百人の聴衆を前に、
三分間、中身のある話をしてください、と言われて
うろたえないですみます。
ほとんどの日本人が「ちょっと勘弁してください」という場面でも、
堂々と話すことができます。
ですから、必ず作るようにしてください。
(46p)
私にとってこのブログがネタ帳ですね。ネタ帳的なものにもしていきたいですね。
話したり、聞いたりするときに大切なのは、肩甲骨です。
肩甲骨のまわりをほぐすことで、相手に対して余裕のある
構えができます。
私はサントリーの健康飲料水「DAKARA」のコマーシャルで、
肩甲骨をグルグル回していましたが、
あれは本当に普段からやっていることです。
人間は疲れてくると、酸素が欠乏します。
そこで体操をして息を入れ替える。
すると仕切りなおしができます。
また肩甲骨の体操は、苦手な相手と話すときに役立ちます。
肩甲骨を回して身体をほぐした状態で臨むと、
不思議と「まあいいか」という感じになり、
相手に対して寛容な気持ちで接することができます。
スポーツをするとき、軽くウォーミングアップしますよね。
それと同じです。
会話をスポーツと考えると、肩甲骨や首の辺りを柔らかくすることで、
会話のスポーツ感をより楽しめるようになるのです。
(48p)
さっそく肩甲骨を回しています。
パフォーマンスの内容は省略で引用します。
このパフォーマンスの目的は、「恥ずかしがることは逆に馬鹿に見える」
と教えるところにあります。
話すときに話し手が照れてしまうと、聞いている方が困ってしまいます。
照れずに自分を押し出す自己表現のやり方体得するために、
英語で歌ってみるわけです。
すると日本語でやるより、早く吹っ切れてしまいます。
もし日本語で歌えと言われたら、とてもじゃありませんが、
なかなかできませんね。
カラオケならともかく、四人で、しかもアカペラで歌うのです。
よほど練習しなければ、人前にも立てないでしょう。
ところが英語だと、自分達でリズムをとって、意外とできてしまいます。
(52p)
英語の音読をパフォーマンスとしてやると、身体が少し変わってきます。
いかにも日本人的な身体(控えめ、落ち着き、奥ゆかしい)から、
少しテンションの高い演劇的な身体に変わってくるのです。
抑揚があって、強弱があり、しかも身振り手振りが自然に出てくる。
英語を話すと、なぜかみな身振り手振りが出てくるのが、面白いところです。
たぶん伝わらない分、伝えようということもあるのでしょうが、
やっぱり英語のアクティブさが、身体の動きを引き出すからでしょう。
(54p)
他の先生の授業ですが、この英語の良さをいかした試みをしようと
しています。確かに英語の魅力のひとつです。
つづく
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