8月19日 高校野球/大阪桐蔭VS仙台育英
今日は8月20日。
今日も頑張る!睡眠は十分。
昨日の高校野球は強く印象に残りました。
3回戦、大阪桐蔭VS仙台育英。
1対0で迎えた9回裏。仙台育英。2アウト。ランナー1・2塁。
打者若山が打った打球はショートゴロ。
遊撃手が取ってファーストへ投げて、ファーストが取って、3アウト。
試合終了!と思いきや、セーフ!
ファースト中川の足が離れていて、
急いで踏んだけどランナーが早かった。
信じられないことが起りました。
その次の打者の馬目が何とセンター越えのタイムリーヒット。
2者がホームインして仙台育英のサヨナラ勝ち。
とんでもないシーンを、生放送で見てしまい、興奮しました。
大喜びの仙台育英のメンバー。
涙の大阪桐蔭のメンバー。
大阪桐蔭の西谷監督も目にも涙。
すごい試合でした。いい試合でした。
晩の番組「熱投甲子園」で再びこの試合を見ました。
大阪桐蔭の主将福井捕手の表情がよかった!
「熱闘甲子園」の写真を並べます。
↑2者が生還して、仙台育英のサヨナラ勝ちが決まった瞬間。
その直後、カメラは福井捕手の表情をアップにします。
そのカメラが、感動的にシーンを撮ります!
画面下には無情にも大阪桐蔭の負けを知らせる得点が掲示されました。
何といい表情なんだと思いました。
ずっとずっと頑張ってきた最後にこの結末。
こみ上げてくるものがあったのでしょう。
頑張ってきたから思わず出た表情なのでしょう。
よくぞカメラが撮ってくれました。
いいものを見ることができ、このブログに記録させてもらいました。
私も日々精一杯やろうという気にしてくれます。
最後にホームベースを挟んでの挨拶。
そして互いに健闘をたたえ合うシーン。
「ありがとう」と仙台育英選手に言っている福井主将を映していました。
簡単な表現ですみません。
とっても爽やかな顔でした。
福井主将がインタビューで語ったことを聞き書きします。
勝って当たり前だと思われて
しんどい事もあったけれど、
最後勝ちきれなかった弱さというのが、
いま心にあります。
自分たちもできなかった
2度目の春夏連覇という目標に対して
明日からしっかり準備して
秋からノンストップでずっと夏まで行ってもらいたいと思います。
「明日から」
つまり今日。
今日の大阪桐蔭高校のグランドには、選手が集まっていることでしょう。
あのファーストを踏んでいなかった中川選手は2年生。
中川選手の声をニュースから拾いました。
試合後の中川は「ベースを見ずに入って、またいでしまった。
でもベースは踏みました。
ただあと1アウトからあせってしまったことと実力不足で、
試合を落としてしまった。3年生に申し訳ないです」
と懸命に声を絞り出した。 日刊スポーツ
「自分の責任で試合を落とした。3年生に申し訳なくて…」。
悪夢のシーン。遊撃からの送球を受けるときに
一塁を踏み損ねてまたぐ形になった。
右足で慌てて踏み直したが、一瞬遅れた。
2年生右腕の柿木(かきぎ)はグラブを叩き、
試合終了と思って喜んでいた。
ナインに動揺が広がる中、サヨナラ打を浴びた。
中川は8回に左前適時打で先制点を叩き出していた。
7回の守備で打者走者にぶつかられて右脚を痛めたことが
最後に影響したのか。
それでも「踏み直してアウトのつもりだった。
審判がセーフと言えばセーフです」と潔く言った。
藤原、根尾ら来夏に100回大会を迎える黄金世代にあって
主将候補に挙がる。「この悔しさを一日も忘れません」。
悲しみを通り越して涙は一滴も出なかった。 スポニチ
中川は「(アウトが)残り1個で焦りが出てしまって、
ベースを踏むということよりもボールを捕るということを
第一に考えてしまった。
でもすぐに踏んだつもりだったけど、セーフと言われてしまって…」
と放心状態。
それでも「ああいうミスをして自分の責任で負けてしまった。
自分はまだ1年あるので、この悔しさを絶対に1日も忘れずに、
選抜で優勝旗という夏の忘れ物を取りに来たい」と前を向いた。
中川選手にとって一生忘れない出来事でしょう。
それなのに、思い出させる写真まで掲載する記事を書くことに
少し躊躇がありました。
でも「この悔しさを一日も忘れません」という言葉を知って、
その前向きな態度にホッとして、さらに応援したくなって書くことにしました。
これから1年間、頑張ってよ。
こんな大変な経験をする人は滅多にいない。
自分にとってプラスにしてください。
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