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2017年1月 3日 (火)

マルチタスクは人間には向いていない/シングルタスクで行こう!

 

今日は1月3日。

  

前投稿に引き続き昨年9月11日放映の

「バリバラ 発達障害者の就労」より。

  

今までバリバラでは、

いろいろな発達障害者を紹介してきたということで、

西窪(さいくぼ)さんが紹介されました。

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西窪さんの障害は、自閉症スペクトラム障害。

西窪さんは、ひとつのことに集中すると、

他のことを忘れてしまうそうです。

  

西窪さんが、野菜炒めを作っているシーン。

できあがって、お皿に移している時に、

「そうや、忘れていた」と言っています。

Rimg2150

同時に魚を焼いていたことを忘れていたのです。

Rimg2151  

魚を焦がしてしまいました。

(でもこれくらいなら食べられる)

  

気になったのは西窪さんのつぶやき。

「マルチタスク」とは何ぞや?

  

Rimg2152

すかさずナレーターが説明してくれました。

「複数の作業を同時に行うこと」だそうです。

西窪さんはマルチタスクが苦手なのだそうです。

  

自分でもマルチタスクについて調べてみました。

  

そしたら、次のサイトが興味深かったです。

ライフハック マルチタスクをすると脳を損傷!

発達障害からは離れてしまうけど、このサイトから引用します。

マルチタスクとは?

コンピュータ用語としてもよく使われている。

1つのコンピュータで複数の処理を並行して行うことをいい、

これに対し1つの処理を1つのコンピュータで行うことを、

シングルタスクという。

  

人間の脳はコンピュータとは異なり、

同時に行う作業の数が増えるとともに、

その処理能力は著しく低下する。

2つの同じような作業を同時に行おうとすると、

そのパフォーマンスは50%低下するのではなく、

80~95%低下する傾向があるのだ。

   

  

マルチタスクは精神を疲弊させつ脳の浪費に等しく、

放置すると早期の認知機能低下につながりかねない。

また、マルチタスクが長年の習慣になっている人は、

脳の記憶を司る部分にダメージを与える可能性がある

ストレスホルモンのコルチゾールの値が高くなることがわかっている。

  

  

しかしマルチタスクに長けた人の頭はどうなっているのか?

複数の作業をこなしていく超人的な能力を有した人物を

知っている人も多いはずだ。

しかし、そういった人物をよく観察してみると、

彼らはさまざまな作業をまとめ、論理的な作業順番を決めた後、

1つの作業に対してレーザー光線のように

強烈な集中力で取り組んでいるのだ。

  

つまり、彼らは複数の作業を同時にこなしているのではなく、

単一の作業に集中して取り組み、その後迅速に頭を切り換え、

次の作業に取りかかるという能力を有しているわけだ。

  

上記サイトの引用元の一つのこのサイトもいい。

マルチタスクによって生じる精神的・身体的問題がさまざまな研究から判明  

  

18世紀のイギリスの政治家・チェスターフィールド卿

息子に送ったアドバイスの1つに

「お前が一度に1つの仕事を行えば、

1日の間に全ての仕事を終わらせられるだろう。

だが、一度に2つの事をしようとすれば、

1日で終わらせることはできない」というものがあります。

チェスターフィールド卿が反対しているのは、

現在で言うところのマルチタスク。

できるだけ速く作業をすると同時に

できるだけ多くのことを処理するマルチタスクは、

現代社会において呪文のようにあがめられていますが、

実際には精神的・身体的問題をおよぼすことが判明しています。

    

社会に浸透し、ある意味神格化されたマルチタスクですが、

近年マルチタスクに警告を発する研究が

次々に発表されています。

多くの研究で指摘されたのは、

自動車の運転中の携帯電話および電子機器の使用が、

人命に関わるほどの危険性を秘めていること。

実際にアメリカでは法律で禁止されている州があったり、

日本でも道路交通法で違反行為であると定められています。

  

タイムマネジメントを重要視するビジネスの場においても同様で、

2005年にはヒューレット・パッカードの資金提供を受け

マルチタスクについて研究を進めていた

ロンドン大学精神医学学科のチームが

「Eメールや電話によって気を散らされたとき

ビジネスマンのIQは低下しており、

数値で表すとマリファナを吸引したときの約2倍低下している」

と研究結果を報告しています。

研究チームによれば、

マルチタスクは仕事の生産性に悪影響を与えているとのこと。

  

結論。

やらねばいけないこと、やりたいことをノートに書き出し、

優先順位をつけて取り組む。

その際、やるなら1つの事に集中する。

  

体験でも感じる。

テレビを見ながら他のことをやっていると、

結局テレビの内容が頭に入ってこない。

集中して見ると、気づきがたくさんある。

やるなら、1つの事に集中するのがいいのだ。

  

 

西窪さんは、マルチタスクが苦手と言っているが、

それは欠点ではないのです。

集中できるということなのです。

マルチタスクは人間には向いていないという結論は、

今年の生き方の指針として大事だ。

少なくとも、テレビを見るときは、テレビだけにしよう。

仕事中の脱線は極力やめよう。

やるなら一つのこと。

短い時間でもやると決めたらそのことだけをやろう。

シングルタスクで行こう!

  

 

番組が始まってたった3分。

収穫の多い番組です。 

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