「ネット依存症」を読破
今日は8月21日。
ふだんはタブレット端末を使いましょうと言っていますが、
それとともに「情報モラル」「ネット依存」は
勉強しておかないといけないことかと思うようになりました。
東京で講義を聴いてきた樋口進先生の本
「ネット依存症」(PHP新書)を読みました。
※ここでも道草 東京での研修あれこれ9./ネット依存症(2016年8月16日投稿)
私の長年の専門であるアルコール依存や薬物依存、
たばこ(ニコチン)依存などでも、依存対象の摂取をやめることが
ひとつの明確なゴールになります。
しかも、これらの依存を続けていると確実に身体を蝕むので、
本人にゴールを設定してもらいやすい。
ところが、ネット依存は事情が異なります。
今後、私たちの生活からネットがなくなることがなく、
むしろ今以上に密着していくことでしょう。
便利なサービスは使っていかなければならない。
そうした環境の中で、ゲームだけ、SNSだけを遮断するのは
容易なことではありません。 (161p)
ネット依存症の難しい面を教えてもらいました。
そしてオンラインゲームをしていた場合に、
そこでのコミュニケーションです。
ネット以外のオフライン(リアル)な世界で
コミュニケーションを苦手な人たちにとって、
同じゲームをする同好の士とのコミュニケーションは
救われる場面であり、ますますのめり込んでいってしまう要因でしょう。
このような問題についても触れている本です。
あとがきにはこう書いています。
誰もがネット依存への入り口に立っている (196p)
こうやって日々ブログをうっている身としては、
実はもうネット依存症なのではと思います。
8月末までに通算5000本に達したい!
などと宣言している自分は実はやばいのかな?
何となく家族との会話も減った?
自分を振り返らせる本でした。
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