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2016年8月21日 (日)

自分のことのようにボロボロ泣く登坂選手

 

今日は8月21日。

  

サイドバーで表示しているブログの一つである

「教材・教具のネタ帳」で

オリンピック4連覇を逸した吉田沙保里選手に関する

新聞記事をずらっと引用していました。

教材・教具のネタ帳 ガンバレとは、うかつに言えない

  

どれもいいことを書いていましたが、

印象に残ったのが、「水と空」(8月20日)の記事です。

「水と空」は長崎新聞のコラムです。

長崎新聞HP 水と空 無心の女王

引用します。

  

無心の女王

イチロー選手は、大リーグ3千本安打まであと少しというところで

快音がやんだ。

無安打が7試合も続いた後に偉業を成し、目を潤ませて言った。

「数字よりも、僕が何かをすることで他人が喜んでくれることが大事だ」

▲自分が喜ぶためではない、と。記録がもたらす歓喜は人にささげ、

自分は歓喜を生むために苦しむ。

それでいい-遠く及ばないところから、あの涙の意味を察する

▲リオ五輪の女子レスリングで、女王の吉田沙保里選手(33)が

53キロ級の4連覇を逃した。

観客席の家族に抱きついて、亡き父さんに「怒られちゃう」と泣き、

心境を聞かれて「ごめんなさい」とわびた

▲連続世界一を16大会にわたり譲らなかった。

金で日本中が歓喜と称賛の嵐、銀で日本中が落胆の渦という、

想像を絶する重圧をしょい込んだ女王だ。

「絶対に金」の一念は、自分を満たすため、

認めさせるためという次元をはるかに超えていただろう

▲前日に48キロ級を制した登坂(とうさか)絵莉選手(22)は

自分のことのようにぼろぼろ泣いていた。

女王の背を追い、追うことを成長の力としてきた一人だ

▲女王にもらった悔し涙を、これさえも力にするに違いない。

「史上最強」の尊称を与えられ、とうとう負けて、

それでも人に与えるもの、

ささげるものの方がはるかに多い無心の人である。(徹)

Liventv_1471552416_57105 http://geinoujin-blog.net/blog-entry-8720.html

  

観客席でボロボロ泣く登坂選手の姿は心に残っていました。

それをこうやって文章で表現してもらい、共感できました。

ありがたい文章でした。

  

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