« 基準温度計を作っている会社の話 | メイン | 根拠のない過剰な報酬・けなしがカリスマを生む »

2015年12月11日 (金)

キログラムの基準が揺らいでいる

  

今日は12月11日。

  

前投稿に引き続き、10月25日放映の「林先生が驚く 初耳学」より。

  

東亜計器製作所の話題に引き続き、

林修先生が話したことに興味を持ちました。

  

Rimg5809

Rimg5810   

林先生の話を聞き書きしてみます。

  

(前略)そのキログラムという単位のおおもとは、

メートルにあると言っても過言ではないという話は、

知ってらっしゃる?

Rimg5811

  

中世以降ですね、やっぱり貿易いろんな地域と交流するようになると

いろんな単位を統一しなくてはならない。

そこで、フランスが無理やり作ったのが、今のメートルなんです。

Rimg5812

Rimg5813

  

これはどういう距離にしたかというと、

北極点からパリを通って、赤道までの子午線の長さを測って、

1000万分の1、これを1メートルにしたんです。

Rimg5814

  

そうすると、その長さ(メートル)を生かして、

体積の単位、リットルを(作った)。

1デシメートル(10cm)の立方体の体積を、

1リットルにしたんです。

で、この1リットルの水の重さを1キログラムにしましょう。

Rimg5815

Rimg5816

Rimg5817

  

フランスがメートルを作ったところから、リットルもキログラムも

決まっていったんです。

Rimg5818

  

今はキログラム原器と言って、

これが1キログラムですよといって、

白金とイリジウムの合金でできたものが、

フランスでですね、三重で保存されているんです。

Rimg5819

  

最初にキログラム原器を作った時に、

40個複製を作って、番号をつけて世界中に配ったんです。

何年かに一度、本当に(重さが)合っているかどうか、

合わせなくてはならない。

それをある年、合わせてみたら、やっぱりずれちゃうんですよ。

マイクログラムとかで。

Rimg5820

 

わずかなところでずれる。

例えば金は1グラムいくらで流通しているわけですよ、

その基準になるのがこれ(キログラム原器)なんで。

実際キログラム原器は廃止されたんで・・・・

Rimg5821

  

  

キログラム原器の廃止は決定しているようですが、

いつ正式に廃止なのかは調べでは不明でした。

つまり今は重さの基準がない時。どうなるの?

コメント

コメントを投稿

最近の写真

  • Img_8262
  • Img_7924
  • Img_8261
  • Img_8034
  • Img_7812
  • Img_7811
  • Img_7809
  • Img_7808
  • Img_7807
  • Img_7806
  • Img_7805
  • Img_7804

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉