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2015年12月14日 (月)

戦争に関する本「トンネルの森 1945」

  

今日は12月14日。

  

12月13日に「戦争に関するもの」を2つ見ました。

2つ目は

「トンネルの森 1945年」(角野栄子作 KADOKAWA)です。

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「魔女の宅急便」の著者として有名な角野栄子さんの本。

でも私には7~8年前に買った

「ブタベイカリー」(ぶんけい)

「イエコさん」(ブロンズ新社)の奇妙なお話を書く

絵本・童話作家のイメージです。

角野栄子さんは80歳。

終戦の頃は10歳。

子どもとして体験した戦争を表現した本でした。

大人に依存している子どもにとって、

身近な大人が亡くなっていくことによって、

大きな不安に襲われることを読みながら体験した気分です。

物語のスタートでいきなり母親が亡くなり、

空襲でおばあさんのタカさんを失う。

さらには友だちの優しいお母さんの死。

戦争は次々に少女にとって大事な大人を奪っていきました。

不安の象徴が、疎開先の家の近くにあった「トンネルの森」

木々の繁った薄暗い森、脱走兵もひそんでいるかもしれない森は、

恐怖の通学路でした。

しかし、主人公の少女は、それらの不安の中で成長して

たくましくなっていきます。

しっくりいかなかった継母とも力を合わせて、

苦しい生活の中でも頑張るようになっていきます。

そしてとびきり大事な大人である父親が空襲で行方不明。

主人公の少女にはどのような運命が待っているか・・・・・

読んでみてください。

  

  

このような映像がありました。

「トンネルの森 1945」の冒頭を、角野栄子さんが朗読しています。


YouTube: 「魔女の宅急便」の角野栄子さんご本人が朗読!『トンネルの森 1945』

角野さんって、どんな姿の人かなあと思っていました。

この映像で解決です。

しっかりした80歳です。

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