等間隔に並ぶ木星金星火星/「小さい秋見つけた」の中のハゼの葉
今日は10月29日。
今朝も見てきました、3つの惑星。
現在は上から順番に木星・金星・火星が、
ほぼ等間隔に並んでいます。
これで木星は離れて行って、
火星は金星に接近する動きになると思います。
校庭でナンキンハゼが色づき始めました。
10月27日の撮影です↓
下のナンキンハゼは、実が一斉に白くなったために、
白っぽく見えます。
この白い実には油脂が含まれ、ろうそくを作ることができます。
同僚の先生から、昔はお城に植えられていたと教えてもらいました。
実の油脂が城内でいろいろ利用できたのでしょう。
その同僚の先生が、ナンキンハゼの名前の由来になったハゼノキが
「ちいさい秋みつけた」の歌詞に登場していたのではとポツリと教えてくれました。
自信なさそうです。
でも記憶の良い方なので、その発言を信じて調べました。
そして3番で見つけました。
誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
昔の昔の 風見の鳥の ぼやけたとさかに
はぜの葉ひとつ はぜの葉あかくて 入日色
作詞はサトウ八ロー、作曲は中田喜直です。
上記サイトの解釈がありがたかった。
3番の解釈のみ引用します。
全部を知りたい場合は、ぜひ上のリンクをクリックして見てください。
「三番は外の景色を見ているではないか」と人は思う。
ハチローの家にハゼの木があったのは分かっているし、
<はぜの葉あかくて入日色>は現実の風景であると。
しかし三番の最初に<昔の昔の風見の鳥(鶏)の>が
出てくるのはなぜか、が問題である。
誰かさんは二番にある<僅かな隙から吹いてきた秋風>を感じ、
病で床に縛り付けられている境遇の自分から、
足を固定され、外界で秋風にただくるくる回る風見鶏を
連想したのである。
そしてこの風見鶏は、サトウハチロー宅から見える所に
風見鶏は無かったというので病室から見えるものではなく、
<昔の昔の>思い出の中にある、
別れた母に手を引かれて行った時に見た風見鶏を連想したのである。
ハチローの父佐藤紅緑の女性関係で
幼いハチローを残して家を去った母は、
よくハチローの手を引いて教会に連れて行ってくれたという。
そのとき見かけた風見鶏は、時を経て風雨に晒され、
赤いトサカの色が剥げ落ちてて
トサカだか何だか分からないような姿だったが、
ある時、丁度トサカのところに真っ赤なはぜの葉が
本物のトサカのように引っ掛かっていたのを見て、
深い記憶に留めたのが連想に繋がった。
そして、その連想は、病床にある誰かさんに、
<はぜの葉と言えば、自宅の庭のはぜの木も
もう赤くなってこの入り日にもっと赤く染まっているだろうな>
という想像をもたらしたのであった。(後略)
風見鶏のとさかの部分に赤いハゼの葉が引っかかった!
そんなドラマチックな出来事が含まれていたのですね。
そのような出来事のカットを描いた人はいないのか探しました。
朝の短時間では見つけることができませんでした。
まだナンキンハゼの紅葉は盛りではありません。
しっかり色づいたら、「入日色」に染まる葉を撮影したいです。
映像はこれが素晴らしかった↓
※追記:後日、風見鶏のカットを描いてもらいました。ここを参照↓
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