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2015年8月 9日 (日)

「たった一人の熱狂」から引用 その2/直感とヒラメキは耳を澄ます

  

今日は8月9日。

  

前投稿に引き続き、

「たった一人の熱狂 仕事と人生に効く51の言葉」

(見城徹著/双葉社)からの引用です。

   

幻冬舎では無駄な会議は一切ない。

組織が大きくなればなるほど、大勢に人間が一堂に会して

ああでもない、こうでもないと議論を続けるものだ。

一つの決裁をだすまでに幹部や役員の間で稟議書(りんぎしょ)を

グルグル回し、ハンコを一つずつもらっていく制度は今でも残っている。

実にくだらない。

会議に要する延べ時間を計算してみるといい。

1時間の会議に10人が出席していれば延べ10時間。

その会議を3回繰り返せば延べ30時間だ。

これだけの時間を集中して仕事をすれば、

どれだけの成果を上げられることか。

幻冬舎にも編集に営業や製作の進行部隊が加わり、

定価や初版を決める最低限の部数会議はある。

だが、大勢の人間が同席する会議はこれ一つだ。

僕が担当者一人ひとりと企画について話し合い、

心を切り結んで行けばそれでいい。(中略)

飲み会に行った際、移動の車の中、エレベーターの中、

どこであろうがその場の語り合いによって企画は動いていく。

定型にとらわれた会議でしか企画が生まれないとすれば、

それらの企画は平均点のつまらない内容になりがちだ。

脳みそを洗濯機にかけるように、

頭の中で考えていることをシャッフルする。

直感とヒラメキに耳を澄ます。

イノベーションとは、会議室から荒野へ飛び出した瞬間から

うまれるものだ。(64-65p)

  

※学校の会議の場合、

みんなで動くにあたって周知徹底の意味もあります。

2人だけでの話し合いですまないことが多いと思います。

見城さんの主張でこれはいいと思ったのは、

「平均点のつまらない企画」にならないようにすべきことです。

「直感とヒラメキに耳を澄ます」はいい言葉です。

直感とヒラメキを聴き取って、うんと増幅していきたいです。

 

仕事ができない人間には決まって共通点がある。

小さなことや、片隅の人を大事にしないことだ。

そんな人間に大きな仕事ができるわけがない。

雑用をいい加減にやったり、人との約束を簡単に破ったり、

名もない人を無下に扱うような人は、

大きな結果や成功をつかむことは出来ない。(中略)

数多くの人と関わる仕事をするのであれば、

他者への想像力は必須だ。(中略)

僕は常に小さなことに後ろ髪を引かれ、小石をつまづき、

小さなことにクヨクヨする人間でありたいと思っている。

有名になろうが一時的に成功しようが、

他者への想像力を働かせて小さな約束も必ず守る。

片隅の人を大切にする。小さな企画に一生懸命取り組む。

地味で目立たない仕事であってもきちっとやり遂げる。

これらを心がけ一つですぐにできることであって、

血の滲むような圧倒的努力など必要ない。

小さなことを大切にするだけで、人生は大きく変わっていくはずだ。

神は細部に宿るのだ。(91-93p)

  

※「凡事徹底」という言葉がよく浮かびます。

小さなことを大切にすることは、

この4字熟語を思い出して実行してきました。

今回再認識。

  

   

スランプにはとことん浸かり、

圧倒的努力とともに再び這い上がればいいのだ。(105p)

  

※病気で3回もつぶれた身としては、このような言葉がありがたい。

這い上がりたい気持ちは今の自分にはあります。

きっと失われたであろう信頼を回復させたい。

でももうつぶれたくない気持ちもあります。

(つづく)

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