「たった一人の熱狂」から引用 その2/直感とヒラメキは耳を澄ます
今日は8月9日。
前投稿に引き続き、
「たった一人の熱狂 仕事と人生に効く51の言葉」
(見城徹著/双葉社)からの引用です。
幻冬舎では無駄な会議は一切ない。
組織が大きくなればなるほど、大勢に人間が一堂に会して
ああでもない、こうでもないと議論を続けるものだ。
一つの決裁をだすまでに幹部や役員の間で稟議書(りんぎしょ)を
グルグル回し、ハンコを一つずつもらっていく制度は今でも残っている。
実にくだらない。
会議に要する延べ時間を計算してみるといい。
1時間の会議に10人が出席していれば延べ10時間。
その会議を3回繰り返せば延べ30時間だ。
これだけの時間を集中して仕事をすれば、
どれだけの成果を上げられることか。
幻冬舎にも編集に営業や製作の進行部隊が加わり、
定価や初版を決める最低限の部数会議はある。
だが、大勢の人間が同席する会議はこれ一つだ。
僕が担当者一人ひとりと企画について話し合い、
心を切り結んで行けばそれでいい。(中略)
飲み会に行った際、移動の車の中、エレベーターの中、
どこであろうがその場の語り合いによって企画は動いていく。
定型にとらわれた会議でしか企画が生まれないとすれば、
それらの企画は平均点のつまらない内容になりがちだ。
脳みそを洗濯機にかけるように、
頭の中で考えていることをシャッフルする。
直感とヒラメキに耳を澄ます。
イノベーションとは、会議室から荒野へ飛び出した瞬間から
うまれるものだ。(64-65p)
※学校の会議の場合、
みんなで動くにあたって周知徹底の意味もあります。
2人だけでの話し合いですまないことが多いと思います。
見城さんの主張でこれはいいと思ったのは、
「平均点のつまらない企画」にならないようにすべきことです。
「直感とヒラメキに耳を澄ます」はいい言葉です。
直感とヒラメキを聴き取って、うんと増幅していきたいです。
仕事ができない人間には決まって共通点がある。
小さなことや、片隅の人を大事にしないことだ。
そんな人間に大きな仕事ができるわけがない。
雑用をいい加減にやったり、人との約束を簡単に破ったり、
名もない人を無下に扱うような人は、
大きな結果や成功をつかむことは出来ない。(中略)
数多くの人と関わる仕事をするのであれば、
他者への想像力は必須だ。(中略)
僕は常に小さなことに後ろ髪を引かれ、小石をつまづき、
小さなことにクヨクヨする人間でありたいと思っている。
有名になろうが一時的に成功しようが、
他者への想像力を働かせて小さな約束も必ず守る。
片隅の人を大切にする。小さな企画に一生懸命取り組む。
地味で目立たない仕事であってもきちっとやり遂げる。
これらを心がけ一つですぐにできることであって、
血の滲むような圧倒的努力など必要ない。
小さなことを大切にするだけで、人生は大きく変わっていくはずだ。
神は細部に宿るのだ。(91-93p)
※「凡事徹底」という言葉がよく浮かびます。
小さなことを大切にすることは、
この4字熟語を思い出して実行してきました。
今回再認識。
スランプにはとことん浸かり、
圧倒的努力とともに再び這い上がればいいのだ。(105p)
※病気で3回もつぶれた身としては、このような言葉がありがたい。
這い上がりたい気持ちは今の自分にはあります。
きっと失われたであろう信頼を回復させたい。
でももうつぶれたくない気持ちもあります。
(つづく)
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