「たった一人の熱狂」から引用 その3/成功をゼロに戻し、新たな戦地へ
今日は8月10日。
前投稿に引き続き、
「たった一人の熱狂 仕事と人生に効く51の言葉」
(見城徹著/双葉社)からの引用です。
一つのプロジェクトで成功して大きな結果が出せれば、
は2~3年は成功の余韻と貯金で食いつないでいけるかもしれない。
この状態が一番危険だ。
ものすごい追い風が吹いていたり、
競合他社がまったくいない無風状態であれば、
すでに出た結果に寄りかかっているだけで
15や20の結果を出すこともできるだろう。
だが、そんなことは極めて稀だ。
10の結果に寄りかかって安住していれば、
次は8や6の結果しか出ない。
それでもまだ現状に甘んじていれば、次は結果が5になり、
と縮小生産していく。
自分が仕掛けたプロジェクトがブレイクし、大衆から注目を集める。
そういう時にこそ、我が手につかんだ成功をゼロに戻し、
新たな戦地へ転戦するべきなのだ。(108p)
※成功したら、そこから下りる。
そんな話を、先週の土曜日の「サワコの朝」で
萩本欽一さんが言っていました。
人気絶頂の時に、テレビを一切やめてしまうみたいに、
萩本さんはスッとやめてしまうことが多い理由を尋ねられて、
「ごく自然なことだと思う。」
「山に登ったならば、そこに3年も5年もいますか?」
「山に登ったらすぐに下りるじゃないですか」
「登るのには時間をかけて、
下りるのはできたらヘリコプターで下りたいくらい」
「そうじゃないと次に登れないじゃないですかあ」
「僕はそれを続けているだけ」
と答えていました。
https://www.youtube.com/watch?v=98_pqgcGL_4
↑ここに映像あり。16分過ぎにそんな話をします。
「頂上」には確かに長くはいません。
登る時間にくらべたら、短いものです。
人生は山にいくつも登るもんだというたとえはしっくり来ます。
登っては喜んで、下山するとまた登りたくなります。
見城さんは頂上に長くいるとこんな風になるよと教えてくれています。
頂上に長くいるよりも、次の頂上を目指す方がいい
というのは共通ですがとても過激です。こうも書いています。
下山した時の心構えとでも言いましょうか・・・・
そんな僕も、50代半ばになってからは億劫になることもある。
以前は1週間に2回は映画や舞台を見ていたが、
「雨だからな」とか「今日は腰が痛くて嫌だな」と足が遠のく。
しかし「まあいいか」と思った瞬間、崖の下へ転げ落ちる。
年を取れば取るほど、忙しさのせいにしたり体調のせいにしたり、
天候のせいにしてごまかす。
要は面倒くさいだけなのだ。
「まあいいか」という言葉は、絶対に呟きたくない。
「まあいいか」を否定し続け、自分に打ち克ち、日々初心に帰るのだ。
(中略)
一つの熱狂が終われば、自らゼロの地平に一人で舞い戻る。
この地平から戦いを始め、まだ見ぬ熱狂の高みへと飛翔する。
圧倒的結果をゼロに戻して新しい戦いに向かわなければ、
より大きな成功や結果を絶対に得られないのである。(109p)
小さいながら今は「頂上」と思える時があります。
そのことを自覚した時には、下山しようと思います。
その方が新しいことができるし、自分の可能性も広がるはずです。
(つづく)
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