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2014年7月12日 (土)

3回目の下見/ベカリアの化石「月のおさがり」

 

今日は7月12日。

  

今日は午前中に蒲郡市の「生命の海科学館」に下見に行きました。

3回目の下見です。

  

今回は学芸員さんとじっくり話ができて、いろいろお話を聞いてきました。

その内容をここに書きとめておいて、後に利用したいと思います。  

  

夏休みに勤務校の特別支援学級の子どもたちを連れて行きます。

その時に化石のレプリカづくりを体験します。

種類は5種類。

  

ヤマトビカリア (新生代新第三紀:中新世 2303万年~533.2万年前)

ビカリア

スピノサウルスの歯

アンモナイト(ドゥビレイセラス) (中生代白亜紀 1億4550万年~6550万年前)

三葉虫(ファコプス) (古生代デボン紀 4億1600万年~3億5920万年前)

  

学芸員さんの話を聞いて興味を持ったのは、ビカリアです。

    

ヤマトビカリアの写真です。

Rimg3625 ビカリアの種類の一つです。

ビカリアは巻貝の仲間です。

上の写真は、殻が化石として残ったものです。

下を見てください。

Rimg3621   

これも「ビカリア」と書いてあります。

ビカリアの殻の中には、ビカリアがもともと住んでいて、空洞でした。

宿主のビカリアが死ぬと、その空洞の中にケイ酸とかが侵入します。

その結果、空洞が満たされて、ケイ酸などが固まります。

殻が壊れてしまい、そのケイ酸などで固まったらせん状のものが

化石として残ったものが上の写真です。

実物の化石のアップ写真を載せます↓

Rimg3622

Rimg3623  

これが、ベカリアの空洞が埋まったものであることがわからなかった時、

発見者は何であるか悩んだそうです。

その結果、お月様のうんちなのではと考えて、

月のおさがり」と呼んだそうです。

なるほどです。

   

  

学芸員さんが、岡山県にビカリアのたくさん出てくる所があると聞きました。

調べてみました。

なぎビカリアミュージアム」がヒットしました。

岡山県勝田郡奈義町柿1875にあります。

  

岐阜県瑞浪市にも産地があるようです。

日本ではこの2か所が有名だそうです。

  

  

下見最初の10分間で、すっかり興味津々になりました。

私だったら、こんなことを知ったら、「月のおさがり」のレプリカづくりを選びます。

でも学芸員さんは、べカリアは地味だから、

子どもたちは恐竜の歯や、アンモナイトを選ぶことが多いと教えてくれました。

  

  

  

  

  

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