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2014年3月 4日 (火)

村上先生週間2/ローテーションカード

  

今日は3月4日。

  

キミヤーズの教材・教具」(村上公也・赤木和重編著/クリエイツかもがわ)より引用。

  

村上先生の開発した「ローテーションカード」に関する記述にも、いいものが多い。

  

一斉指導の「ローテーションカード」では、集団としての営みがあり、

社会的な相互関係が生じる。

共通の一致した最低限の事柄を守らないと、学習が成立しない。

そこには順番があり、ルールがある。

つまり、他の子のカードの時には答えないで、

自分のカードの時だけに、タイミングを合わせて答えなければならない。

しかし、子どもたちにとって、順番などのルールを守ることは、

自分の気持ちも行動もコントロールしなければならないので、

とても難しいことである。

難しいことは、考え過ぎないで、実際にやってみることだ。

こういう時は、子どもたちを信じて、前向きに考えることにする(22p)

  

ローテーションカードに限らず、フラッシュカードを複数の子にする時は、

いろいろトラブルが生じます。

なぜぼくが一番じゃないの?という子がいる。

それを答えたかった~という子もいる。

わがままも出るけど、順番だから仕方がないことだと理解させたい。

そのためには体験を増やすことだと思う。

いやなこともあれば、いいこともあり。

そういうものだとわかれば、わがままも減ると思います。

  

  

  

ローテーションカードであっても、いずれは飽きる。

村上先生は、そうなっても、子どものモチベーションを上げるための工夫をします。

ここが村上先生の真骨頂だと思います。

とにかく、子どものその気・やる気を大事にする先生です。

  

最初の手は、4人でローテーションカードをやる場合、

全員がやり終えるスピードを計測して、少しでも早くできるようにする。

  

新記録が出るうちはいいが、停滞した場合には、

こっそりローテーションカードを減らして、新記録が出やすくする。

  

それでも停滞が起こる。

今度はカードの内容を少し難しいものに変更する。

  

さらに答え方を難しいものにする。

例えば「5」と答えるところを、「ご飯」と答えるようにする。

難しいけど楽しいのである。

  

  

こうやって、次から次に工夫をして、子どもの意欲減退を減らしていくのである。

  

  

  

蛍光マーカーで文章をなぞりながら読む「ライン読み」を学級でやっています。

効果あります。すすんで読めます。

しかし、マンネリの影が忍び寄ってきています。

次なる工夫はどうする?






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