モノが語る戦時下の時代展2.国民食器
今日は1月19日。
先週はハードは日々でした。
2つの参観授業があって、研究紀要の原稿書き。
睡眠不足もあって、昨晩はフラフラ。疲れがたまったせいか腰痛も出ていました。
乗り切れたときは、ホッとしました。
今朝はちょっと寝坊。さらに朝食後に睡眠。午前11時起床。
休みました。
豊川市民俗資料館の企画展に2009年にも行っています。
その時は「虫よけ 鳥よけ 獣よけ」という魅力ある企画展でした。
※ここでも道草 企画展1/火熨斗(ひのし)から熨斗(のし)の勉強へ
(2009年11月19日投稿)~企画展10まで
※ここでも道草 企画展11 「ソメ」 かかしの異称(2009年12月3日投稿)
※ここでも道草 洗濯板は外国からやってきた道具だった(2009年11月29日投稿)
何か機会あるごとに、以前の投稿は読み直します。今回もそうしてみました。
忘れていることが多いけど、読み直して「なるほどそうだったか~」という気持ちになり、
せっせと調べて投稿している自分をほめたくなります。
では今回の企画展「モノが語る戦時下の時代展」について書いていきます。
前投稿で、瀬戸市のサイトから引用しました。
このサイトの説明文に「国民食器」という言葉が出てきます。
(瀬戸では)供出させられた金属製品の代わりとなる「代用品(だいようひん)」や、
国民食器(こくみんしょっき)など国策に応じたやきものを中心とする生産へと
移行することによって、この時代を乗り越えていこうとしていました。
国民食器とは?
特に次の2つのサイトを参考にしました。
太平洋戦争時に、国が運用統制して生産した食器を、
「統制食器」とか「国民食器」と呼んだようです。
陶器に限れば「統制陶器」です。(当時は食器は陶器が多かったと思います)
特徴は、食器の裏に生産地と統制のための番号が記されています。
なぜ国は統制するのか?
ブログ「時のかけら 統制陶器」の「あらためて統制陶器とは」を参考にして書きます。
統制する理由は次の3点。
①生産・卸販売・小売までを含めた一貫した配給(流通)を整備することでムダ・ムラをなくし、
必要な分野へエネルギーを振り分ける
②生産量・配給量(流通量)を把握することにより商品価格の高騰・暴落を防ぐ
③生産者・販売者を管理することで品質を維持する
陶器を作るにあたって、石炭を使います。
しかし、当時石炭は戦争にとって大事なエネルギー源でした。
その石炭を無駄なく戦争に供給するために、それ以外の使用は統制しようと考えたわけです。
う~ん、こうなると「国民食器」の実物を見たくなりました。
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