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2009年11月29日 (日)

洗濯板は外国からやってきた道具だった

市内の民俗資料館には洗濯板、盥(たらい)が展示されています。

Pb180080

  

   

   

明治時代になって洗濯板が外国から入ってきて、

日本に広がりました。

洗濯板なんて、日本古来のもののように思えましたが、

外国から伝わったものなのですね。

民俗資料館の説明には次のように書いてありました。

    

明治時代になると、洗濯板がヨーロッパから入ってきました。

もともとは日本で暮らす外国人の家庭で使われていました。

そして日本で普及したのは今から100年ほど前、

明治時代後半から大正時代といわれています。

   

石けんはおよそ600年前の織田・豊臣期にヨーロッパから伝わり、

シャボンと呼ばれていました。

しかし、当時は日用品ではなく、

特権階級の人々の宝物というようなものでした。

    

明治になると石けん工業も始まりますが、

本格的になるのは明治20年代後半に入ってからで、

日清戦争前後には一般の人もかなり石けんを使うようになったそうです。

しかし、まだ洗顔が主な使いみちで、

洗濯石けんとしては従来どおりの灰汁(あく)や

サイカチの煎じ汁(せんじじる)が使われていました。

   

その後、明治37年の日露戦争後、

石けん製造が化学工業として発展するようになると、

徐々に庶民の間でも石けんが洗濯に使われるようになりました。

    

洗濯板と石けんが使われるようになって、

清潔度は高くなりましたが、しゃがんで洗濯板に体重をかけ、

力を入れて揉(も)みだすような洗濯法になったため、

労働は非常にきつくなったようです。

   

洗濯の歴史の中で、

洗濯板の時代が最も重労働の時代だったといえるでしょう。

   

   

とても勉強になった説明だったので、

たくさん書きうつしました。

洗濯板にも石けんにも歴史あり。

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