モノが語る戦時下の時代展3.燈火管制用遮光カバー
今日は1月19日。
前投稿で、国民食器の実物を見てみたいと書きました。
今日、実行に移しました。
豊川市内の骨董屋を調べ、初めて骨董屋に行ってみました。
きっとそうだろうなと予想した通りの店内でした。
雑然としたこげ茶色っぽい店内でした。柱時計がたくさんありました。
国民食器(統制食器)は残念ながらありませんでした。
「そのへんに転がっていないかな」と店のおじさんが探してくれましたが、
今回は見つかりませんでした。
毎月5日頃にオークションがあるので、今度は見つけておくねと約束してくれました。
2月8日頃にこのお店にもう一度行って、手に入れたいです。
店のおじさんとの会話で「オキュパイドジャパン」のことが話題になりました。
戦後日本がアメリカの占領下にあった時、外国に輸出した製品には、
「Made in Occupied」「Occupied Japan」と入れることが義務付けされていました。
occupyは「占領する」といった意味。
そんな輸出品が、骨董屋に入ることがあり、ついこの前まであったそうです。
見たかったですね。
さて、豊川市民俗資料館の企画展「モノが語る戦時下の時代展」に行った時のこと。
燈火管制用遮光カバーを見てきました。
そのデザインを見て驚きました。
サーチライトの何本かの光の筋の中、たくさんの爆撃機が飛び交っているデザインです。
これっていいの?
本当なら、迎撃機や高射砲で、爆撃機を追い払うのが理想でしょ。
たくさんの爆撃機によって上空を支配されている状況は、
日本にとって良くないものです。それをデザインにしていいの?
この驚いたデザインを、ぜひ写真に撮りたいと思いました。
しかし「撮影禁止」の札。
係の人に頼んでみました。
「カバーの写真撮影をしたいのですが」
「ダメですね」「強く撮影したいという人がいたことを、上の人に伝えておきますね」
ダメでした。
似たデザインがどこかのサイトにないか調べました。
見つけました!→※図説福井県史 敦賀・福井空襲(2)
でもサーチライトに爆撃機パターンは同じデザインです。
今まで燈火管制用遮光カバーのデザインなど気に留まりませんでしたが、
好奇心ムクムクです。
まずは民俗資料館のカバーの撮影をしたい。また出向くぞ。
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