星空観察 教材研究 金星/アンタレス
今日は8月19日。
この2日は神奈川・東京に行っていました。
18日の早朝に出発。神奈川県にある丹沢大山(おおやま)に登ってきました。
そしてその晩は豊島区の大塚駅近くのホテル泊。
19日の今日は、筑波大学附属小学校で行われた
第1回授業のユニバーサルデザイン研究会に参加。
そんなことをしていました。
この研究会の報告はまた明朝ブログにまとめようと思います。
今晩は「星」のことをやります。
8月21日から23日までは勤務校5年生のキャンプにお手伝いで参加。
星空観察を担当します。
星の復習中。
「星のきほん」(誠文堂新光社)を久しぶりに引っ張り出してきました。
ネタを並べてみます。
〇昔の人は空に穴があいていて、そこから天国の光がもれるのが星だと考えられていた。
〇夜空に輝く星のほとんどすべてが太陽(恒星 その星自体が光を出す)
〇地上に降り注ぐ太陽のエネルギーは、全体の20億分の1。
〇1等星の明るさは、1km先の置いた1カンテラ、つまりろうそく1本の明るさ。
6等星は10km。
〇1等星は21個、2等星は67個。
〇星は何個見えるか。6等星くらいまで見える。全天でだいたい6000~8000個の星が見える。
北半球に住んでいるので、3000個ほど。
〇さそり座のアンタレスは、太陽の直径の230倍の大きさ。でも遠いから小さな点に見える。
〇一番近い恒星は、ケンタウルス座α(アルファ)星。4.4光年。3つの恒星からなる。
この恒星の周りに、生命のある惑星があったら、空に3つの太陽を見ることになる。
〇何万年もの長い目で考えると、星座の形は少しずつ変わっていく。
あまりに遠いので動いていないように見えるが、
星はいろいろな方向に猛スピードで動いている。
〇天の川の中心は、いて座の方向。夏は銀河系の中心に向かって見ている。
だから夏の天の川は濃い。逆に冬の天の川は、天の川の端を見ているから薄い。
〇金星は最も明るい時(最大光度)には、ー4.5等になる。
恒星で最も明るいシリウス(ー1等星)の15倍の明るさ。
※今の金星は「宵の明星」。夕方、西の空で一番星として輝いてくれたらうれしいな。
ただ山の中なので、金星が山に隠れている可能性もあり。
※21日の星空観察は午後7時~8時15分。
緯度と経度を打ち込むことで、どんな星空になるか教えてくれるサイトがあります。
そこで午後7時30分の星空を調べたら、こうなるそうです。
こと座のベガがほぼ天頂。
満月はまだ低い。今回は控えめでいてほしい月です。金星が低いなあ。
やはり夕方の薄明るいときに、一番星として見つけさせたい。
西南の方向に土星もある。21日の夕方、金星と土星は下見しておこう。
※さそり座のアンタレスも見たい。さそりの心臓部分にある星。
名前の由来はギリシア語で「火星に対抗するもの」Anti-Aresからだそうです。
火星も赤い惑星ですからね。
日本ではこのアンタレスを中心に「あきんど星」と呼ばれていました。↓
※参考:ここでも道草 「ヒストリア 天文」より3・・・「さそり座」は「あきんど星」(2013年1月15日)
次の投稿につづく。
コメント