「~じゃん」発祥の地はどこ?/番組ではこう言っていた
今晩も気になる番組があります。
午後10時からの「みんなでニホンGO」です。
今晩は語尾の「~じゃん」に注目するようです。
番組紹介には次のように書いてありました。
1つ目のテーマは「~じゃん」。
横浜弁とも東京弁ともいわれるが、
“我こそは発祥の地”と名乗りを上げた地方が!
突撃取材で真相に迫る。
おいおい、「~じゃん」は、私が住む三河が発祥の地だと思いますよ。
三河弁は、独特の語尾「じゃん・だら・りん」が有名。
東京や横浜ではないです。
正解は今晩の番組で確認して、この投稿の後半にうつことにします。
(7月15日 午後8時27分 記)
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7月15日の「みんなでニホンGO」では
「~じゃん」の発祥地について次のようなことを言っていました。
横浜弁であるという説と、甲州(山梨)弁であるという説が対立。
100年前の「風俗画報」に、
甲州弁として「~じゃん」が書かれていることから、
甲州弁が有力。
しかし、「行かない」が「行かん」に変化するように、
「じゃないか」が「じゃんか」になって、「じゃん」が誕生したであろうから、
「ない」を「ん」にする習慣のある地域なら、どこでも生まれる可能性があるとも。
この三河は、しっかり「ない」を「ん」と言うので、
「~じゃん」が生まれる可能性は高し。
横浜には「ない」を「ん」と言う習慣はないようなので、横浜説は危ない。
言語学者井上史雄さんはこうまとめていました。
「~じゃん」は、横浜へ山梨から入ったか、
愛知県東部を含めた静岡から入ったかと思われます。
番組中、ずっと三河のことは出なかったのですが、
井上史雄さんのこのセリフで出てきました。それだけでした。
その井上先生が、次のサイトでこう書いています。
「じゃん」の発祥地は山梨県と思われます。
明治時代に甲府の方言文献に記録されているので、
もう100年以上になります。
長野県と静岡県には大正・昭和になって広がったようで、
愛知県全体に広がったのはもう少しあとのようです。
その後「じゃん」は横浜を経て戦後東京に入りました。
う~ん、「~じゃん」の発祥の地は、やっぱり山梨?(18日午前9時30分 記)
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