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2010年7月15日 (木)

「~じゃん」発祥の地はどこ?/番組ではこう言っていた

 

今晩も気になる番組があります。

午後10時からの「みんなでニホンGO」です。

今晩は語尾の「~じゃん」に注目するようです。

番組紹介には次のように書いてありました。

  

1つ目のテーマは「~じゃん」。

横浜弁とも東京弁ともいわれるが、

“我こそは発祥の地”と名乗りを上げた地方が! 

突撃取材で真相に迫る。

   

おいおい、「~じゃん」は、私が住む三河が発祥の地だと思いますよ。

三河弁は、独特の語尾「じゃん・だら・りん」が有名。

東京や横浜ではないです。

正解は今晩の番組で確認して、この投稿の後半にうつことにします。

(7月15日 午後8時27分 記)

   

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆    

7月15日の「みんなでニホンGO」では

「~じゃん」の発祥地について次のようなことを言っていました。

横浜弁であるという説と、甲州(山梨)弁であるという説が対立。

100年前の「風俗画報」に、

甲州弁として「~じゃん」が書かれていることから、

甲州弁が有力。

しかし、「行かない」が「行かん」に変化するように、

「じゃないか」が「じゃんか」になって、「じゃん」が誕生したであろうから、

「ない」を「ん」にする習慣のある地域なら、どこでも生まれる可能性があるとも。

この三河は、しっかり「ない」を「ん」と言うので、

「~じゃん」が生まれる可能性は高し。

横浜には「ない」を「ん」と言う習慣はないようなので、横浜説は危ない。

     

言語学者井上史雄さんはこうまとめていました。

Rimg0057_2      

   

    

    

    

    

「~じゃん」は、横浜へ山梨から入ったか、

愛知県東部を含めた静岡から入ったかと思われます。

     

番組中、ずっと三河のことは出なかったのですが、

井上史雄さんのこのセリフで出てきました。それだけでした。

         

その井上先生が、次のサイトでこう書いています。

http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/wp/2008/12/13/%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e8%aa%9e%e3%81%ae%e7%b5%8c%e6%b8%88%e3%81%a8%e7%a4%be%e4%bc%9a-%e7%ac%ac27%e5%9b%9e/

「じゃん」の発祥地は山梨県と思われます。

明治時代に甲府の方言文献に記録されているので、

もう100年以上になります。

長野県と静岡県には大正・昭和になって広がったようで、

愛知県全体に広がったのはもう少しあとのようです。

その後「じゃん」は横浜を経て戦後東京に入りました。

   

    

う~ん、「~じゃん」の発祥の地は、やっぱり山梨?(18日午前9時30分 記)

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