「混む」「込む」・・「混む」がお馴染になっているが・・
全体授業を担当される先生の指導案に、
どちらが人が「混んでいるか」という記述がありました。
それが話題になりました。
「混む」なのか、「込む」なのか?
私のイメージとしては、「混む」が正しいと思いました。
でも言われてみて、「込む」もありだなあと思うようになりました。
これはほっておけない。
いいお題をいただきました。
調べてみました。
まずは漢字辞典。
ここで決定的なことがわかりました。
「混」には音読みで「コン」、訓読みで「ま(じる)」とあるだけで、
「こ(む)」がないのです。
それに対して、「込」は国字で「こ(む)」の音読みだけ。
これで勝敗が決まった模様。
インターネットで探してみました。
やはり」「混む」「込む」で悩んでいる人は多くいるようで、
参考になるサイトはたくさんありました。
たとえば次のサイト。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1331711928
私の思いとドンピシャで納得する解答がありました。
両方、使用しても良いことになっていますが、
漢字として、正しい用法は、実は「込む」のほうです。
混雑の「混」は、音では、「コン」、訓では、「混じる・混ぜる(まじる・まぜる)」 としか読まないからです。
つまり、「混む」じたいが、混雑状況の意味からの当て字ということになります。
しかし、そうすると、「込む」の許容範囲ばかりが、広くなり、
心情的には、「混む」としたいところなので、
結局、一般的にも理解しやすい「混む」でも良いことになっているのだと思います。
私も、「込む」より「混む」のほうが、正しいと思ってましたから。
「混む」を使いたい気持ちは強いです。
「混む」の方が、その時の状況を表現しているように思えます。
これからは「込む」でいこう。
コメント